宇都宮大学広報誌 UUnow 第43号
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TIONTIONonn15●UUnow第43号 2017.7.20本学フランス式庭園(宇都宮大学庭園)が、平成29年6月16日(金)に開催された文化庁文化審議会において登録記念物(名勝地)として登録するよう文部科学大臣に答申されました。この後行われる官報告示を経て、正式に登録されます。フランス式庭園は、農学部の前身である宇都宮高等農林学校の開校(1923〔大正12〕年)に際し、教職員が設計し、学生や地域の青年団の方々のご協力により1926(大正15)年の秋、完成した歴史ある庭園です。宇都宮市の「うつのみや百景」にも指定されており、宇大関係者のみならず多くの市民の方々に憩いの場として親しまれております。庭園の構成は作庭当時から大きく変わっておらず、当時の歴史をうかがい知ることができ、日本庭園史における西洋式庭園の作庭例としても貴重なものです。本学の歴史と伝統を象徴する貴重な財産として、これからも管理・保存に努め末永く大切に活用してまいります。 本学のフランス式庭園が登録記念物(名勝地)として登録されることとなりました※フランス式庭園はご自由にご覧いただけます。(芝生内への立ち入りはご遠慮ください)「THEアジア大学ランキング2017」「THE世界大学ランキング日本版2017]で宇都宮大学がランクインしました国際的に最も評価が高いといわれている「世界大学ランキング」を毎年発表しているイギリスの教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(Times Higher Education)」は、3月15日(日本時間16日)、「THE(Times Higher Education)アジア大学ランキング2017」を発表し、宇都宮大学は251+(251〜300)にランクインしました。ランキングでは教育、研究、知識移転、国際性など13の指標を用いて大学を評価し、日本からトルコまでを含むアジアで300大学のランキングが発表されました。国別では日本は69大学がランクインし、中国の54大学、インドの33大学、台湾・韓国の26大学を抑えてアジアのトップでした。その中で本学は初のランクインを果たしました。引き続き、同誌は3月30日午後5時に「THE世界大学ランキング 日本版 2017」を発表し、宇都宮大学は53位にランクインしました。評価指標は「教育リソース」「教育満足度」「教育成果」「国際性」の4分野で、さらに細かく11項目で評価されています。今回の日本版ランキングのこのような評価指標は、これまでの世界ランキングやアジアランキングとは異なります。これは日本の大学における「教育力」を主に評価しつつ、世界基準と比較することが出来るようにしようとする意欲的な試みです。詳細は下記のWebサイトで公開されています。https://japanuniversityrankings.jp/index.html平成28年9月のTHE世界大学ランキングのランクイン、3月16日発表のアジア大学ランキングに続き、日本版ランキングでもランクインしたことは、本学の魅力を海外だけでなく国内、特に地域の皆さまに強力に発信することにつながります。本学はこれからも更なる教育研究の質の向上に努めてまいります。本学農学部附属演習林設置80周年記念植林及び記念植樹を行いました宇都宮大学では、農学部附属演習林設置80周年記念行事として、平成29年5月24日に船生演習林において記念植林及び記念植樹を行いました。冒頭、石田朋靖学長から「林学は、自分の世代で完結するのでなく、孫子の世代に結果が出る研究であり、注目されている研究分野である」旨の挨拶があり、その後石田学長、夏秋知英農学部長はじめ学生、教職員、森林科学科OB教員ら約50名が参加し、スギ苗の記念植林を行いました。引き続き、場所を移し吉野桜の記念植樹を行い、附属演習林の今後の発展を祈念しました。附属演習林は、昭和12年(1937年)に宇都宮高等農林学校演習林として当時の農林省より有償所管換を受けて設置され、以来、林学に関する教育・研究のフィールドとして利用され、持続可能な森林経営を実践してきました。今回植林されたスギ苗約2,000本は、二酸化炭素を固定しながら成長を続け、60年後には優良な建築材となるでしょう。※写真上右:植林する石田朋靖学長/写真上左:記念植林(左から石田学長、夏秋知英農学部学部長、大久保達弘森林科学科長、飯塚和也演習林長)写真下:記念植林参加者
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