宇都宮大学広報誌 UUnow 第47号
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学長就任(平成27年4月)から約3年が経過し、学長として第2期目に入りました。率直にいって、今のお気持ち、感想はいかがでしょうか。改めて、平成27年4月、学長に就任した当時の気持ちを振り返るため、就任のあいさつを見返してみました。そこでは、「第20代学長として宇都宮大学をさらに飛躍させることこそが、自らの使命」であるとし、「学生・教職員の信頼関係とチームワークを基盤として、学生の教育に対する熱意を何よりも大切に、社会に必要とされる国立大学であり続けることの緊張感をもって、学長に求められるリーダーシップを発揮したい所存です」と語っています。果たして私が、「学長に求められるリーダーシップ」を十分に発揮できたか甚だ疑問ではありますが、この3年間、教職員の教育研究にかける情熱を礎とした日々の努力により、数々の先進的な取り組みが着実に具現化し、本学の存在感が多方面において高まってきています。構成員の皆さんと共に喜び合いたいと思います。また、「地域に開かれた大学」、地域の皆様に親しまれる大学にするため、敷居の低い運営を心がけ、私自身も積極的に地域の中に飛び込んでいきました。地域の産官学や市民の方々から、本当に多くのご支援や励ましをいただき、宇大への理解もさらに進んできたと感じています。本当に感謝しておりますし、是非、もっと好きになり、少しだけ愛していただけたら嬉しいです(笑)。学長のおっしゃる通り、第1期の在任期間、様々な改革、施策が進められ、宇都宮大学にも大きな変化がありました。就任第1期目の本学のビジョンとして、私は「行動する知性と良識を備えた、地域における知の拠点の構築」を掲げました。この、地域にお返しする「知」の部分ですが、現実社会や生活とかい離したものではない学問、正しく豊かな社会を築くための「実学」としての「知」、行動を伴った「知」は本学の伝統であり、その強みを地域の「知の拠点」を目指した改革の実績を振り返りながら、現在進行中の工学部改組、大学院改革について、本学、石田朋靖学長に伺いました。□ 石田朋靖学長 プロフィール群馬県生まれ。東京大学大学院農学系研究科博士課程修了(農学博士)1983年 山形大学農学部助手1991年 山形大学農学部助教授1992年 宇都宮大学農学部助教授2000年 宇都宮大学農学部教授2005年 国立大学法人宇都宮大学評議員(兼務)2008年 国立大学法人宇都宮大学農学部長(兼務)2009年 国立大学法人宇都宮大学理事2015年 国立大学法人宇都宮大学長キャンパスを歩く学生たちにいつも気軽に声をかけるUUnow第47号 2018.11.20●2学長インタビュー学長インタビュー地域の地域の「知の拠点」「知の拠点」を目指したを目指した改改革革

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