宇都宮大学広報誌 UUnow 第47号
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大学大学とと地域地域がが一体一体となり、となり、次代次代をを担担うう人材人材をを育成育成地域デザイン科学部地域デザイン科学部 地域プロジェクト演習地域プロジェクト演習地域デザイン科学部 地域プロジェクト演習大学と地域が一体となり、次代を担う人材を育成UUnow第47号 2018.11.20●6「地域プロジェクト演習」は、大学と地域が一体となりこれからの時代を担う人材を育成する新たな試みです。学部生全員が「地域対応力」を養成する学部共通科目で、1年次から3年次にかけて「地域と向き合う力」、「実態を調査し分析する力」、「課題を解決へ導く力」を身に付けます。その総仕上げとなるのが3年次の「地域プロジェクト演習」です。3学科混成グループで担当地域に出かけ、調査・分析を実施。住民や関係者たちとの合意形成を学ぶとともに、学生が相互に協力して、課題の解決策を導き出しながら〝地域の課題に取り組む力〟や〝協働力〟などを培う新たな取り組みです。地域の方々の熱意、このプロジェクトへの期待も感じています。初めての取り組みで、学生も教員も、そしてパートナーになっていただいた自治体、NPO法人の方々も一緒になってチャレンジしているこのプログラムは、今後、宇都宮大学、栃木県内自治体の財産になるのではという思いがあります。今、その財産を積み上げている段階だと考えています。大学と地域が協働し、試行錯誤を重ねながら常に変化していくプログラムであり、その中から新たな型といいますか、地域課題解決の一つのパターンができてくるのかもしれません。その成果の蓄積が財産となり、地域で活用されていく。その活動に学生も参加してもらいたいのです。自分たちが地域の財産をつくる、というくらいの気概を持っていただければうれしい。学生らしく失敗を恐れず大胆に、地域に飛び込んでいってもらいたいと思います。■テーマ内容陽東地区には多くの宇大生が居住しているため、地域づくりに参加してほしい。どのような参加の方法があるのかを一緒に考えて、実行できるようにしたい。パートナー「陽東地区まちづくり協議会」調査設計を行うFirst Cycleで学生は自治会会議への参加やアンケート調査で住民の要望を調査。ゴミ出しと自転車のマナーについて改善策を検討していくことに。「普段、自治会の存在を意識することはなかったが、自治会の会議に参加し、自分たちの地域を良くするため本音で話し合う人たちがいることを実感できた」という。陽東地区自治会役員は「若い人の率直な意見は何よりも新鮮。これからの地域づくりに若い人の力、声を反映させていくことが大切」と話します。また宇都宮市の担当者は「地域の課題を地域だけで解決するのは少子高齢化の中で難しくなってきている。そういう中で大学と地域が結びつく、いい機会だなと思っていた。学生さんがすべて解決してくれるわけではないが、こういう交流が未来につながるいいきっかけになると考えている」と話します。自治体担当部局パートナー(団体名)テーマ1栃木県総合政策部 総合政策課環境森林部 森林整備課技術調整担当治山チーム山地災害に対する防災意識向上に向けて2宇都宮市市民まちづくり部 みんなでまちづくり課陽東地区まちづくり協議会陽東地域コミュニティ活性化プロジェクト3環境部 環境政策課宇都宮市もったいない運動市民会議「もったいない運動」の推進について4都市整備部 都市計画課都市整備部 都市計画課人口減少社会を見据えた農村地域などのコミュニティ維持形成5NPO法人 宇都宮まちづくり推進機構NPO法人 宇都宮まちづくり推進機構まちなかの遊び方・楽しみ方を考える6足利市政策推進部 映像のまち推進課あしかが映像まつり実行委員会あしかが映像まつり7健康福祉部 健康増進課足利歩き愛です(あるきめです)実行委員会足利歩き愛ですの開催地域の選定8栃木市都市整備部 住宅課都市整備部 住宅課空き家によるエリアリノベーション9商工振興部 商工振興課(商業金融係)商工振興課(商業金融係)「商店会の良さ再発見」と魅力づくり10商工振興部 商工振興課(工業労働係)商工振興課(工業労働係)匠の技(伝統工芸)のこれからを探る11保健福祉部 地域包括ケア推進課保健福祉部 地域包括ケア推進課住み慣れた地域で安心して暮らしていける支え合いのまちづくり12選挙管理委員会事務局栃木市明るい選挙推進協議会選挙へ行こうよ!とちぎ市13総合政策部 遊水地課総合政策部 遊水地課「ヨシ」のあるまちづくり■平成30年度地域プロジェクト・パートナーおよびテーマ一覧■2班メンバーコミュニティデザイン学科3年平山安奈、吉川紗也子建築都市デザイン学科3年喜多ひかり、嶋田 樹社会基盤デザイン学科3年長田一輝、馬場翔太郎陽東地域コミュニティ活性化プロジェクト地域デザイン科学部学部長 塚本 純 教授

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