宇都宮大学広報誌 UUnow 第47号
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7●UUnow第47号 2018.11.20■テーマ内容今市エリアで、新たな人のつながりを再構築する日常的な居場所である「まちの縁側」づくりを展開している。誰もが日常的な居場所として交流したり、地域のつながりを構築する担い手であることを理解する場にするための方策を考えたい。パートナー「日光市社会福祉協議会」特に独居高齢者に着目し、社会的孤立者が外に出て地域の人たちとコミュニケーションを図ることができるようまちの縁側を提案することが最終目標。「社会人に対する言葉遣いや、聞かれたくないこともあると思うので、いろいろ気にしながら話すよう心がけた」「アンケート調査は初めての経験で、設問を考えるのが難しかった。何を聞きたいのか、回答をどう分析し、どこへつなげるか、先を見通し、道筋を立てていかないとうまくいかない。2年次に学んだ社会調査法が役立ったかな」と学生たち。日光市社会福祉協議会今市支所の担当者は「地域を耕すとか、地域をおこすというのは、若い方の特権だと思う。このプロジェクトは地域をおこす起爆剤として、地域が動いていくひとつのきっかけとして大きな取り組みではないかと期待している」と話します。■テーマ内容人口減少の中、烏山駅前に広がる中心市街地の活性化が喫緊の課題である。近隣に存在する空き家や未活用の公共用地などの遊休不動産の活用も含め、市街地振興の方策を提案してほしい。パートナー「NPO法人クロスアクション」現地でフィールドワークとヒアリングを実施。「普段、意識して地域を見るということはないので、こういう機会があって地域をよく知ることができたし、新たな発見もすごく多い」「ヒアリングやフィールドワークでまちを知る手法を学べる。自分の足で歩いて学べているのでいい経験をしていると思う」「過疎の問題はニュースで知るくらいだった。実際に歩くとなぜ過疎化が起きているのか、また少子高齢化以外の問題も見えたりする。街の活性化の可能性はあると思っている」「私たちが引き続き関わっていくのは難しいので地元の人や後輩につないでいければ」と学生たち。NPO法人クロスアクションの担当者は「提案された活性化案は絶対に目に見える形にすると学生に伝えた。私たちの考えも加味して行政に提案する。それを行政が事業化するというサイクルが生まれてほしい。これをきっかけに宇大と那須烏山市のつながりができればという思いもある」と話します。自治体担当部局パートナー(団体名)テーマ14鹿沼市市民部 地域活動支援課鹿沼市自治会連合会自治会加入率向上に向けた調査研究15教育委員会事務局 文化課鹿沼市文化協会文化芸術団体の後継者育成について16日光市健康福祉部 社会福祉課日光市社会福祉協議会今市エリア(旧今市市)における「まちの縁側」の推進17地域振興部 地域振興課(地域振興課)日光市地域おこし協力隊:栗山地域日光市栗山地域鬼怒川筋における地域ブランド形成18地域振興部 地域振興課(地域振興課)日光市地域おこし協力隊:三依地区三依地域全体を巻き込んでのサロン19小山市産業観光部工業振興課工業振興課(結城紬振興係)見つけよう。「本場結城紬」の魅力20総合政策部 総合政策課総合政策課(人と企業を呼び込む政策調整係)渡良瀬遊水地を活用した観光地化事業21矢板市総合政策部 総合政策課総合政策課(地域おこし協力隊)AcIOT(アシオト)ソリューションアクティビティ22市民生活部 くらし安全環境課くらし安全環境課(環境文化都市やいた創造会議)Save1.5℃ プロジェクト23さくら市総合政策部 総合政策課総合政策部 総合政策課市民協働を推進するための課題と対策24総合政策部 総合政策課総合政策部 総合政策課効果的なシティプロモーションの手法25那須烏山市まちづくり課NPO法人 クロスアクション遊休不動産とアーバンデザイン26まちづくり課㈱スキット きずなサービスセンターアクティブシニアの健康づくり活動継続と地域活性化について27まちづくり課キャンナス烏山「求める手 差し出す手」学生の力を地域へ28高根沢町企画課NPO法人 ふるさと未来Sou子どもの成長に合わせた環境学習・体験プログラムの開発■25班メンバーコミュニティデザイン学科3年髙橋里佳、平山捺樹建築都市デザイン学科3年郡司理菜、速水秀太社会基盤デザイン学科3年篠崎広太■16班メンバーコミュニティデザイン学科3年半澤佑紀、原田真悠建築都市デザイン学科3年中山紘希、川合拓実社会基盤デザイン学科3年糀谷拓未今市エリアにおける「まちの縁側」の推進遊休不動産とアーバンデザイン

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