MATIONMATIONationation大学と地域が一体となり次代を担う人材育成を目指す地域デザイン科学部の授業「地域プロジェクト演習」で、地域の課題に取り組んできた学生が課題解決策の提案など、これまでの活動の成果を地域の方々に報告しました。自然と人が集いコミュニケーションを図れる場「まちの縁側」の推進について、パートナーの日光市社会福祉協議会とともに調査した学生グループは、住民の生活に身近なコンビニエンスストアに情報交換の場としてベンチを設置することを提案しました。成果発表会に参加した地元自治会の関係者は「地域住民を対象に実施したアンケート自体が刺激になった。自分の住む場所を見つめ直すいい機会になった」、日光市社協の担当者は「学生の力を借りることによって、活動に広がりが出てくるのではないかと思う」と、いずれもその活動を高く評価しました。また学生は「地域で隣人との付き合いが希薄になっているということを感じた。まちの縁側の取り組みに関わって少しは貢献できたかなという思いがある。実際に地域の現場に足を運び、地域の人と交流するということで学べることが多い」と語り、活動に手ごたえを感じたようです。高根沢町でNPO法人ふるさと未来Souが運営する「エコ・ハウスたかねざわ」とともに、「子どもの成長に合わせた環境学習・体験プログラムの開発」のテーマに取り組んだ学生は、「たかねざわ環境マップ」を作成し加藤公博町長に手渡しました。マップには町内の豊かな自然や、アンケート調査の結果をもとに、大人が子どものときに体験した「虫捕り」「川遊び」などの自然遊びランキングが紹介されています。加藤町長は「小さいときの体験は自分の中の原風景として、育った場所を離れても一生忘れない。そういう原風景というものは人生で厳しい状況になったときの心の支えになる。皆さんは高根沢の子どもたちが心の拠り所とするものを見つけるきっかけをつくってくれました」と、学生に感謝の言葉を述べました。また「エコ・ハウスたかねざわ」の担当者は「新鮮な視点を持つ学生がまちに入ってくることの良さを、私たちパートナーがうまく活用させていただくことが大切」と今後の課題を語りました。15●UUnow第48号 2019.4.20※学生の学年は取材当時のものです。本学工学部4年片柳尚記さん、氏家隆詞さんが、2018年10月27日、28日に千葉県浦安市で開催された文部科学大臣杯第34回全日本ゲートボール選手権大会において、2人の母校である作新学院高校の在校生と卒業生で編成したチームで出場し、見事優勝しました。この大会での優勝は栃木県勢で初めてとなります。片柳さん、氏家さんは、「高校生のときからお手本にしていた愛知県のチームに決勝で勝つことができて嬉しかった」と話しました。また、9月に開催された「福井しあわせ元気国体」においても3位に輝きました。本学学生参加チームが第34回全日本ゲートボール選手権大会において優勝しました「地域プロジェクト演習」ー学生たちが活動成果を地域の方々に報告ーコンビニの前で行った「まちの縁側」の成果発表会加藤町長に「たかねざわ環境マップ」を手渡す学生たちINFORMATIONINFORMATIONInformationInformation2019年2月12日、本学農学部出身のプロ自転車ロードレーサー雨澤毅明選手が本学石田学長を訪問し、海外チームへの移籍の報告や今後の抱負を語りました。雨澤選手は本学農学部1年生(13年)のときに那須ブラーゼンでプロロードレーサーとしてデビューし、16年に宇都宮ブリッツエンに移籍し国内レースを中心に活躍してきました。この間17年ジャパンカップロードレースでの活躍(アジアトップの3位)や、18年ツアー・オブ・ジャパン京都ステージでの優勝など好成績を収めており、今年19年から海外チーム(スロベニアのリュブリャナ・グスト・サンティック)へ移籍することになりました。雨澤選手は「初めての環境に不安もありますが、それ以上に楽しみにしています」と話しました。プロ自転車ロードレーサーの雨澤毅明選手(本学農学部OB)が石田学長を訪問しました寄贈していただいたユニフォームとともに(左から石田学長、雨澤選手、池田理事)
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