宇都宮大学広報誌 UUnow 第49号
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貧困をなくそう、平和と公正をすべての人に、気候変動に具体的な対策を……など17の目標を国連が掲げ、世界193の国と地域が合意している持続可能な開発目標、「Sustainable Development Goals=SDGs」。SDGsの目標は、宇都宮大学の理念と方針のひとつである「持続可能な社会の形成を促す研究を中心に,高水準で特色のある研究を推進します」に共通しています。以前からの取り組みにより「世界インパクトランキング2019(SDGsの取り組み)」においても、高く評価されています。“持続可能な世界”の実現のために何ができるか、SDGs構想を担当する夏秋知英理事と宇大生が話し合いました。UUnow第49号 2019.11.20●10SDGs持続可能な世界の実現のために■ 夏秋 知英 理事/研究・将来構想担当 ■農学部で植物病理学の研究をしていました。病害虫・雑草による作物の減収と食べ残し、この2つが解決できると食糧が5割増しくらいになります。■渡邉 憲佑/教育学部 学校教育教員養成課程 社会分野3年 ■茂木町入郷地区を対象にしたスタディツアーを企業と連携して企画しています。中高生たちにSDGsついて考えてもらう活動をしています。■手塚 大貴/農学部 農業経済学科2年 ■SDGsを考えるきっかけになればと夏季休暇中に中山間地域での鳥獣害対策による農地保全ボランティアに参加しました。■庄司 美咲/大学院 地域創生科学研究科 工農総合科学専攻 情報電気電子システム工学プログラム1年 ■省エネルギー化に向けたレーザー開発をしています。学部生のときは、レーザーを用いて、注射針を使わずに血液検査をする技術開発をしていました。■木津 英美里/地域デザイン科学部 コミュニティデザイン学科4年 ■フィールドワークを通してまちづくりを学んでいます。昨年、地域の課題解決に向けてアプローチをする「地域プロジェクト演習」に取り組みました。■古高 宏樹/工学部 応用化学科4年 ■スマートフォンやパソコンの廃熱処理に関する研究を行っています。廃熱機能を向上させることにより、性能を最大限に活用でき、エネルギーの効率化にもつながっていきます。■木村 華/国際学部 国際学科2年 ■高校時代にパナマに留学した経験から、貧困と教育の問題を研究したいと思っています。授業でSDGsに触れる機会も多く、世界の水問題と日本の水問題に興味があります。※SDGs(Sustainable Development Goals, 持続可能な開発目標)とは:2015年の国連サミットで採択された2016~2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するために17のゴールと169のターゲットからなり、地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。SDGsは発展途上国も先進国も取り組む世界共通の普遍的な目標です。就職に(も!)強いんです̶ 宇大生のリアルな実力とキャリア教育・就職支援体制 ̶EnglishProgram UtsunomiyaUniversityofE    PUUS   tations助教の先生方 の紹介による33を考える後列左から庄司美咲、手塚 大貴、渡邉 憲佑、前列左から木津英美里、古高宏樹、木村華、夏秋 知英 理事

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