宇都宮大学の大学院教育 2019
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-54-教育実践高度化専攻カリキュラムツリー1年次2年次学修・教育目標現代的な教育課題とその課題に直結する教育理論と実践的なアプローチを網羅的に学びます。大学院生の関心に応じて受講します。現職院生は個人の関心に応じて,3つの科目群(学校改革,授業改善,個に応じた支援)から,1つの科目群を選択し、その群を中心に履修します。学卒院生は,授業力,学級経営力,個への対応力の基礎をバランスよく学びます。大学で学んだ教育理論と学校現場での活動を繋ぐため,年間を通して行います。現場での活動を省察し,次の活動に生かすことを繰り返し,その成果を実践報告書としてまとめます。共通科目分野別選択科目リフレクション実習科目大学院生と大学教員が1つのチームとなり,学校のテーマを自らの研究課題として取り上げ,学校現場と連携しながら課題解決をします。連携協力校での教育実践プロジェクト附属学校での長期インターンシップ連携協力校での教育実践プロジェクト現職院生学卒院生(1)教育課程の編成・実施に関する領域 (2)教科等の実践的な指導方法に関する領域 (3)生徒指導、教育相談に関する領域 (4)学級経営、学校経営に関する領域 (5)学校教育と教員の在り方に関する領域 (1)学校改革に関する科目群 ①集団づくり論,②学校評価の開発実践,③栃木の学校改革④学校と地域の連携に関する実践と課題,⑤学校における「管理」実践とその課題(2)授業改善に関する科目群 ①授業実践基礎,②学習科学と協調学習,③言語活動を軸にした教育内容・方法論,④国語授業デザイン論,⑤算数・数学授業デザイン論,⑥社会科授業デザイン論,⑦理科授業デザイン論,⑧英語授業デザイン論,⑨道徳授業デザイン論,学校改革に関する科目群(3)個に応じた支援に関する科目群 ①授業における個のとらえ方と対応,②特別支援教育コーディネーターの役割と課題,③特別な支援が必要な子どもへの理解と対応,④障害の重い子どもへの教育の在り方・入学前の教育実践経験の省察・教育実践プロジェクト及長期インターンシップに関する省察課題設定 計画立案 分析・改善 報告書の作成・成果発表 (A)教育関係諸科学についての幅広い知識を有し,自らの教育実践に生かすことができる。(B) 学校現場に関する教育的課題を適切に捉え,その解決に向けて理論と実践に基づいた協働的取り組みができる。(C) 教育者としての使命感と責任感をもち,豊かな人間性と幅広い視野で社会に貢献できる。

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