宇都宮大学広報誌 UUnow 第50号
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宇都宮市主催の「大学生によるまちづくり提案発表会 2019」が12月20日に市役所で開催され、1位に「宇都宮大学国際学部藤井広重研究室と研究サークルUIPJ」、2位に「宇都宮大学建築環境研究室」、奨励賞に「宇都宮LRT学生団体」が選ばれました。学生が若者の視点でまちづくりを提言するこの発表会は今回で15回目、市内の5大学計17団体が参加しました。今年の課題は、「SDGsな未来都市 うつのみや」で、学生たちは、SDGsの視点から持続可能な「未来都市うつのみや」を実現するための提案を発表しました。1位の藤井研究室は、SDGsの17の目標において、ゴール16「平和と公正」に着目し、子どもの人権啓発のワークショップを通じて、国際的な人権規範を地域に根付かせるためのアプローチを提案。大学の学びを地域に還元できる工夫がされた提案に、審査委員からは、これまでに藤井研究室の学生が主体となって既にワークショップを複数回、小中学生に対して実施している点を高く評価し、一般の投票も本提案を第1位に選んだとのコメントがありました。1位:宇都宮大学国際学部藤井広重研究室と研究サークルUIPJ(宇都宮国際平和と司法研究会)◎提案名: あらゆる場面においても、子どもの権利保障に向けた市民参加型アプローチの実践~「未来都市うつのみや」におけるSDG16の推進と循環の「わ」~2位:宇都宮大学建築環境研究室◎提案名:宇都宮まちなかアウトドアリビング(UUOL)/中心市街地の空き地を活用したコワーキングスペースの設置奨励賞:宇都宮LRT学生団体◎提案名:Data-able Smart City15●UUnow第50号 2020.4.20宇都宮市主催の「大学生によるまちづくり提案発表会 2019」で各研究室が表彰昨年10月に甚大な被害をもたらした台風19号の災害ボランティアに学生、教職員が参加しました。県内各地において、泥出し作業や土のう袋に詰める作業、社会福祉協議会の方と一緒に個人宅や避難所を訪問し、要望等をお聞きするニーズ調査の手伝いや、被災者宅の片付けの手伝いなどを行いました。被災者の方が一日も早く日常の生活を取り戻せるよう、学生たちは真剣に取り組んでいました。また、台風19号による浸水被害にあった歴史的資料の救出作業に、教育学部の髙山慶子教員をはじめ、松村啓子教員と学生たちが協力。11月16日、台風で決壊した秋山川沿いにある佐野市の民家で、水や泥を被った戦前の写真・軍事郵便・教材などの戦争関係資料を本学に運び、水損資料の乾燥・修復作業を進めました。本学での修復作業に参加した学生は、とても貴重な経験ができたと話していました。 台風 号災害ボランティア報告佐野から運び出した水損資料の乾燥・修復作業をしている様子。被災資料レスキューの専門家に学びながら、宇大の学生も水損資料の処置に取り組みました。武道場を改修しました2019年3月に武道館の改修工事が完了し、10月にオープニングセレモニーを行いました。学生の体力向上や健康の維持・増進のため、また、教職員の福利厚生の充実を図るためにトレーニングマシンを設置し、トレーニング室を整備しました。利用者講習会では、トレーニング室に入りきれないほど多くの学生や教職員が参加しました。なお、トレーニングマシンの整備にあたり、宇都宮大学3C基金から一部助成を受けております。19

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