宇都宮大学 研究シーズ集 2021.09
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情報通信・モーションキャプチャデータの実時間再構成によるCGアバタの操作支援技術・CG人表現を利用したインタラクティブシステム・着物の製作支援のためのCGシミュレーションコンピュータグラフィックス、モーションキャプチャ、バーチャルリアリティ情報処理学会、日本バーチャルリアリティ学会、芸術科学会、ACM工学部准教授森博志基盤工学科情報電子オプティクスコース森研究室URL: Mail: hmori[at]is.utsunomiya-u.ac.jpもりひろし2018年4月更新研究概要(社会活動特許等取得状況産学連携・技術移転の対応等)社会貢献等今後の展望(特徴と強み等)教育・研究活動の紹介VRにおいて人の自己投射対象となるCGアバタは、人が介在するVR空間にリアリティを与える重要な要素であり、その外見や動作アニメーションには実際の人のように感じられることが求められます。そこでアバタ操作者が思い通りに操作でき、かつVR体験者に本物性を感じさせるアバタの動作表現について研究に取り組んでいます(図1)。モーションキャプチャデータの再構成技術(図2)では、不正確な情報や欠落した情報を事前に蓄積したデータで補完することで自然に見えるアバタ映像を構成することが可能です。任意の入力情報をマスクした上で再構成することも可能であるため、一定のプライバシーを担保した映像の構成も可能になります。分野研究テーマキーワード所属学会等特記事項特徴的な点として,人が映像を見た際の印象や解釈といった感性的な評価を基に人物動作を最適化するアプローチをとっています。印象に基づく動作構成技術や対話型進化計算法を用いたCGの制作支援手法がその一例になります。表現技術に加えて、CG人物表現を利用した応用システムの研究に取り組んでいます。デジタルサイネージに活用した事例では、人の非言語コミュニケーション要素と人を模倣した能動的な注意喚起を活用したシステムを提案しています。また、現在取り組んでいるバーチャル試着を含めた着物の製作支援のためのCGシミュレーション技術をはじめとしてCG・VR表現技術とその応用に取り組む次第です。産学連携・技術移転の対応・モーションキャプチャを用いたCGアバタの操作支援、CGアバタを利用した応用システム・着物の製作支援のためのCGシミュレーションTEL:028-689-6242FAX:-CGアバタアバタ操作者VR体験者VRMoCap■高信頼度部位■低信頼度部位■未取得部位■マスク部位■補完部位(1)姿勢認識エラーの補正(2)任意部位からの全身姿勢の構成(a)ユーザ映像(b)入力MoCap情報と信頼度推定結果(c)置換・補完処理結果(d)3DCGアバタへの適用結果(a) (b) (c) (d)図1 CGアバタを利用したVRコンテンツの概要図2 モーションキャプチャデータの再構成技術107

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