宇都宮大学 研究シーズ集 2021.09
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レーザー生成プラズマ・レーザー生成プラズマからの大電力テラヘルツ電磁波の発生・テラヘルツ電磁波の計測法の開発・レーザー、プラズマ、電磁波・日本物理学会、レーザー学会、プラズマ核融合学会、米国物理学会工学部教授湯上登基盤工学科情報電子オプティクスコース湯上研究室URL: http://www.oe.utsunomiya-u.ac.jp/yugami/Mail: yugami[at]cc.utsunomiya-u.ac.jpゆがみのぼる2018年8月更新研究概要(社会活動特許等取得状況産学連携・技術移転の対応等)社会貢献等今後の展望(特徴と強み等)教育・研究活動の紹介近年開発が急速に進んでいる高出力超短パルスチタンサファイアレーザー(波長800nm、出力>1TW、パルス幅<100fs)をガスなどに集光照射すると瞬時にプラズマが生成され,レーザーが通過したあとには航跡場と呼ばれるプラズマ電子の波動が励起されます.その電場は通常発生する電場より非常に大きいものであるので、それを利用した応用研究も盛んになりつつあります.航跡場によってテラヘルツ領域の高出力電磁波(電波)が発生します.航跡場の電場は振動しているのでその振動により電子も振動し、その際に電磁波を発生することが可能です.特に現在の技術では発生が難しいテラヘルツ領域の電磁波の発生が可能なため非常に注目されています.テラヘルツ電磁波は、物質の透視などの応用が数多く提案されており、強いテラヘルツ電磁波の出現が期待されています.分野研究テーマキーワード所属学会等特記事項電磁波を効率よく、かつ制御された形で取り出すことを目的として研究を行っています.実験で発生するテラヘルツ電磁波を詳細に計測するための計測器の開発や,プラズマ内部で起こる物理現象を詳細に理解し、実験にフィードバックするために2次元粒子コードを用いたシミュレーションによる研究も行っています.コンパクトで強力なテラヘルツ源の出現は強く期待されています.今後は理論的実験的な研究を進め、将来社会で使えるソース(源)を完成させたいと考えています.TEL:028-689-6086FAX:028-689-6083Laser PulseThin foilElectromagneticwavePlasma112

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