宇都宮大学 研究シーズ集 2021.09
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ライフサイエンス、施設園芸、食品科学・付加価値の高い植物育成システム(植物工場)の研究・食品・清酒・ビール・ホップの機能性(ORAC)の評価と品質評価光計測、蛍光分光、微弱発光、機能性、抗酸化、ORAC、施設園芸、ポストハーベスト、植物工場、ホップ、酵母、麹、清酒、ビール生態工学会(理事・広報委員長)、農業施設学会、農業食料工学会<装置>蛍光プレートリーダー<交流>民間企業、官公庁との共同研究を積極的に行っています、農学部教授齋藤高弘農業環境工学科生物環境調節学研究室URL: http://env.mine.utsunomiya-u.ac.jp/lab/seibutsu/Mail: saitot[at]cc.utsunomiya-u.ac.jpさいとうたかひろ2017年5月更新研究概要(社会活動特許等取得状況産学連携・技術移転の対応等)社会貢献等今後の展望(特徴と強み等)教育・研究活動の紹介迅速で簡便、高感度である微弱発光(フォトン)や蛍光分光法を用い、様々な食品や嗜好品(清酒やビール)の微生物活性や機能性(抗酸化物質(ORAC))の評価法を確立し、付加価値の高い商品開発に結びつく技術開発を行っています。また、近年、カット野菜などの生食用野菜は食文化の多様化とともに食する機会が増しています。加えて、温度、光、CO2、肥料など植物生長に影響を及ぼす因子を人為的に制御できる「植物工場」の技術が注目されています。宇都宮大学にも太陽光型、人工光(蛍光灯・LED)型の植物工場が建設されています。この背景のもと、どのようにしたら安全・安心な清浄度の高い野菜がつくれるのか、どのようにしたら抗酸化性の高い機能性野菜がつくれるのか研究を行っています。分野研究テーマキーワード所属学会等特記事項機能性の重要な指標である抗酸化性(ORAC)の分析技術を有しています。ORACは次世代の公定法になる技術であり、有用性に富んでいます。この技術を用いて、多くの食品や嗜好品の原料から製造過程を含めた評価に関する経験を持ち、最終生産物をいかにして機能性を有する付加価値の高い商品とするかを研究しています。また、植物工場を有していますので、農産物の機能性を高める光環境の組み合わせや環境条件などについてもORACを指標として合わせて評価することが可能です。栃木県にとどまらず、日本全国、有用な農産物、食品が日本には多く存在します。しかし、その商品の付加価値を高めるには、その特性を明確にし、消費者が望む指標であったり、成分を裏付ける技術開発が求められています。この事は、生産者と消費者を結び付け、両者にとって食の安全・安心を担保する重要な要素であり、今後も研究を続けていきます。TEL:028-649-5501FAX:028-649-5508図LED植物工場140

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