宇都宮大学 研究シーズ集 2021.09
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国際関係法、国際人権論、平和構築論・国際的な刑事裁判所(国際刑事裁判所、ハイブリッド刑事法廷)・アフリカにおける平和構築と法の支配・戦術レベルにおける国連平和維持活動(PKO)の課題と展望・国際人権/刑事法・アフリカ、紛争、平和構築国際学部准教授藤井広重国際学科藤井研究室URL: https://researchmap.jp/fujiih/Mail:fujiih[at] cc.utsunomiya-u.ac.jpふじいひろしげ2018年4月更新研究概要(社会活動特許等取得状況産学連携・技術移転の対応等)社会貢献等今後の展望(特徴と強み等)教育・研究活動の紹介アフリカと法をテーマとした研究に取り組んでいます。とりわけ、アフリカにおける紛争後の平和構築において、国際刑事裁判所などの国際的な裁判所の活動や期待されている“役割”が、現地社会や国連平和維持活動(PKO)などの他の国際的なアクターに対し、如何なる影響を与えているのかについて理論と現地調査の結果も踏まえた事例研究を中心に行っています。分野研究テーマキーワード所属学会等特記事項国際的なルールが形成され発展してきた背景を捉えることで、現在の社会が抱える課題に対し、私たちはどう向き合うべきか議論、考察します。そのうえで、自らの実務経験も振り返りながら、現実的な課題を解決するために「何が」「如何に」求められているのか、具体的な事例を参照しながら実践的なアプローチも重視しています。講義では、インタラクティブな講義を通し、学生の発信力の育成にも力を入れています。また、学生サークル宇都宮国際平和と司法研究会(UIPJ)の顧問も務めています。URL︓https://profile.ameba.jp/ameba/uipj生まれは滋賀県の長浜です。子どもの頃は「国際」とは無縁でした。だからこそ、まだまだ国際社会を身近に感じづらい学生の気持ちも少しわかるような気がしています。限られた経験かもしれませんが、私がこれまでに国際社会で働いて感じたことを学生に伝え、自らのキャリアを考えるきっかけにしていただきたいと考えています。そして、宇都宮から国際平和について一緒に考えることができる仲間を増やし、より良い社会を目指した議論を積み重ねることで社会に還元、貢献していきたいです。紛争はどうして起こるのか、私たちは非日常的なこれらの現象をどう捉えたら良いのか、現場での経験と学術的に重要なことを組み合わせた講演をこれまでに行ってきました。講演等の実績・早稲田大学本庄高等学院「アフリカの多様性から考えるグローバルな社会と私たち」(2017年)・東京都三鷹市立小学校「日本とアフリカ―国際平和を考えてみよう―」(2017年)・内閣府国際平和協力本部事務局南スーダン司令部要員派遣前研修講師(2016年)・スーパーグローバルハイスクール(SGH)玉川学園グローバルキャリア講座講演会講師「平和への意思をつなぐ―国連平和維持活動(PKO)」(2015年)TEL:-FAX:-・国際人権法学会・人間の安全保障学会・日本国際政治学会・日本平和学会・アフリカ学会・日本国際連合学会・国際機関、市民団体、政府機関等での実務経験を生かし、理論と実務の架橋となるようなアプローチを試みています。内閣府勤務時には、国際刑事司法の専門家としてマリ平和維持学校へ28

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