宇都宮大学 研究シーズ集 2021.09
7/186

社会福祉学・依存問題(薬物/ギャンブリング)がある人の家族支援・刑事施設出所者の回復支援・マイノリティ支援を通した社会的包摂社会福祉・精神保健福祉・メンタルヘルス・PTSD・当事者者活動・「依存症」対策・社会的包摂・社会的排除日本トラウマティックストレス学会、日本社会福祉学会会、福祉社会学会、日本ソーシャルワーク学会、日本嗜癖行動学会などなかなか拾い上げられることがない少数派の意見や声は、まちづくりや都市計画の貴重な材料です。どのような背景のある人も、地域で生活できる社会的包摂の視点を大切にしたいと思います。地域デザイン科学部助教安髙真弓コミュニティデザイン学科URL: http://officeserve.life.coocan.jp/index.htm Mail: ataka.ma[at]cc.utsunomiya-u.ac.jpあたかまゆみ2020年3月更新研究概要(社会活動特許等取得状況産学連携・技術移転の対応等)社会貢献等今後の展望分野研究テーマキーワード所属学会等特記事項•「社会福祉」という言葉から、どのようなことを連想されるでしょうか?思い起こすことは(思い起こせること)は、どのような視点を持つか、どのような体験を積み重ねるかで変わります。講義やゼミでは、経験から何を学ぶか、何を見るかを大事にするよう助言しています。•薬物依存問題がある人やその家族とのつきあいは、25年が経過しました。相談の現場で、細く長く、公私にわたって付き合いを続けて見えてきたことを、実証研究という形で援助に役立つ知見をまとめています。•精神科医療機関(私)、精神保健福祉センター(公)、女性センター(公)、女性相談所(公)、NPO法人、開業相談室(私)など、さまざまな相談の現場で働いてきたことが、私の一番の強みです。いずれも、地域に帰ることが難しい問題とともにある人たちの支援をする現場です。どの地域にもある、光が当たりづらい問題に目を向けて、社会的包摂の実践に寄与する研究を続けます。今後は、これまでの活動をベースに、ギャンブル等依存問題がある人や家族の支援や刑務所等の刑事施設から出所してきた方々の社会復帰についての研究を行います。いずれも、当事者やその家族にフィールドワークという形で、寄り添い、見守りつつの伴走型研究です。自治体の講演会や専門職を対象とした事例検討会、スーパーバイズという形で、研究結果を実践に還元します。TEL:028-689-7181FAX:028-689-7181家族会で「家族のためのケア講座」を開催薬物依存問題がある人の子育て支援の冊子これまでは、薬物依存問題がある人の子育てに関する調査や家族の実態調査などを行ってきました。研究結果をもとに、当事者や家族の支援に還元しています。冊子は、当事者との協働作業による制作です。実態調査の結果明らかになった家族のPTSDについてのケア講座は、2017年から全国で開催しています。今後も、調査報告とともに継続する予定です。(特徴と強み等)教育・研究活動の紹介1

元のページ  ../index.html#7

このブックを見る