宇都宮大学広報誌 UUnow 第53号
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19%20%21% .18 1%5%.193%.206%.20 7%136%.140%.1514%15%16%17%18% 2%.151%.161%.172%.17 8%.17 7047189 18920 7%.1313%22H2324 242526272829 2930R123351 351 7●UUnow第53号 2021.10.20川面それだけ働きやすい職場にも関わらず、女性の研究者が少ないことをどう考えますか。原野会社は、女性の研究者を採用したいと考えていて、私自身も採用活動に協力しています。制度面の充実や女性のライフイベントに理解があることをしっかりアピールすれば、もっと興味を持ってもらえるのではないかと思います。川面髙山さんは教育機関で研究職に就いていますが、どうですか。髙山今の職場は優秀な先輩研究者が身近にいる環境なので勉強になりますし、サポートしてくれる方もいるので、まずは自分の研究成果を出すことを目標に頑張りたいです。私は、結婚をして家庭を持ち研究結果を出し続けることは難しいと感じており、ライフイベントとの両立については前向きに考えられていないところです。◆これからのビジョンと後輩へのメッセージ川面女性の研究者が少ない要因として「研究職の仕事をしていると結婚ができない」や「家庭・育児と研究の両立ができない」といったことが挙げられている中で、原野さんのような職場はまだまだ少ないと実感しています。原野私は理系の女性は就職がしやすいと思っているので、理系に興味を持ち企業を知ってもらい、企業の採用も増えればいいなと思っています。学生のときに自分の将来が決まっている人は少ないと思いますが、なんとかなると言いたいです。私もそうでしたが、今こうして働いています。きっと大丈夫と伝えたいです。川面髙山さんから、後輩たちに伝えたいことはありますか。髙山私は自由な研究ができて多くのことが学べる大学などの研究機関に進みたいと思うようになりました。積極的に広い分野に挑戦し、いろいろな人に相談していくと自然と自分らしく進んでいける道が見つかると思っています。川面今後の目標はありますか。   髙山自分のできることを増やし、自分らしく研究を進めたいです。そして、いつか自分の研究が他の誰かの研究の役に立てるよう頑張りたいです。川面お二人のお話を聴くとそれぞれの生き方があり、同じ研究職でも全く違う環境であることがわかりました。これからもお二人に続く理系女性研究者を本学から輩出できるようにサポートしていきたいと思います。また、ダイバーシティ研究環境推進本部の役割として、一人ひとりの声に耳を傾けながら、全教職員が個を大切にしながら働けるように取り組んでいきます。どうもありがとうございました。 2013年 宇都宮大学 工学部 応用化学科 卒業。15年 同大学院 工学研究科博士前期課程 学際先端システム学専攻 修了。18年同大学院 工学研究科博士後期課程 システム創成工学専攻 修了。現在、私立大学の博士研究員として勤務。宇都宮大学ダイバーシティ研究環境推進本部男女共同参画推進室・女性リーダー育成オフィス。特任助教。2016年 宇都宮大学 工学部 応用化学科卒業。18年 同大学院 工学研究科博士前期課程 物質環境化学専攻 修了。現在、化学メーカーにて食品包装フィルムの研究職として勤務。※現在は結婚して桂川。研究業務のため職場で  は旧姓を使用しています。髙山 友理子原野 いずみ川面 充子 特任助教

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