宇都宮大学大学院 教職大学院案内 2021
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 学校現場の教育活動を課題とし、学校現場と大学を行き来しながら実践研究を進めます。そこでの研究成果を学校現場や地域に還元しながら教員としての資質・能力の向上を目指す、実践指向型の大学院です。宇都宮大学では、平成27年4月に開設しました。教職大学院とは?学校現場の教育課題を研究する大学院 本教職大学院では、学校改革・授業改善のリーダーとなるべき人材を育成します。そのために、現職院生も学卒院生も、それぞれに次のような力を獲得することができます。13つの力を育成します2学校現場に密着した実践研究を進めます 本教職大学院の中核は、「教育実践プロジェクト」です。大学院生と大学教員が1つのチームとなり連携協力実習校(在籍校も可)の課題と照合して自らの研究課題として取り上げ、学校現場と連携しながら課題解決を進めることで、学校現場に生きる実践力を身に付けます。現職院生は原則として2年間同じ学校で行うことで、より深い課題解決を目指します。テーマの例を以下に掲げます。 1年次の学卒院生は、附属学校で長期インターンシップを行います。2年次は現職院生と一緒にプロジェクトに参加します。学校改革力個への対応力授業力3つの力育成する宇都宮大学教職大学院の特徴学校改革力授 業 力「学校改革力」とは、学校改革のため学校課題を見極め、その解決を推進する力量や、学校内外と協働して課題解決に取り組む力量などで構成されます。「授業力」は、授業研究を組織し、リードできる力量や、すべての学習者の深い学びを保障することのできる力量などで構成されます。「個への対応力」とは、個に応じる特別支援教育の考え方を学習指導や学級・学校経営に生かす力量であり、学校改革力、授業力を下支えする力となります。個への対応力学校改革力授 業 力●社会科における深い学びを促す授業デザイン●生徒が数学を学ぶ価値を見いだす手立てについての研究●「つながり」を生かした授業づくり●生徒の自律学習を促進する振り返りシートの工夫●社会的価値観に着目した算数の授業に関する研究●素朴な問いを生かした授業づくり●子どもの素朴な言葉を活かした算数の授業づくり●道徳科における対話的な学びの実現に向けて●特別支援学校におけるキャリア教育の充実●考え、議論したくなる道徳授業●主体と主体がひびき合う授業の創造個への対応力令和1年度修了生の成果報告書より作成❶●英語科の授業を通した小中連携●生徒と教師の成長をつなぐ学習評価●若手教師への支援の在り方を探る●学びをつなぐ授業づくりと見方を広げる授業研究会●教職員の関係性を豊かにする対話型校内研修の可能性

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