宇都宮大学大学院 教職大学院案内 2021
3/8

3最新の理論や指導方法を幅広く学べます 共通科目は、現代的な教育課題とその課題に直結する教育理論と実践的なアプローチを網羅的に学びます。 選択科目(分野別選択科目)は、大学院生の関心に応じて受講します。現職院生は個人の関心に応じて、3つの科目群(学校改革、授業改善、個に応じた支援)から、1つの科目群を選択し、その群を中心に履修します。学卒院生は、3つの科目群の基礎をバランスよく学びます。4理論と実践をていねいにつないでいきます 教育理論と学校現場での活動(これまでの実践や教育実践プロジェクト)をつなぐための科目「リフレクション」を設定しています。年間を通して、現場での活動を省察し、次の活動に生かすことを繰り返し、その成果を実践報告書としてまとめます(修士論文は作成しません)。授業改善に関する選択科目6単位以上●“学校改革”に 関する科目●“個に応じた支援”に 関する科目①教育課程の編成・実施に関する領域②教科等の実践的な指導方法に関する領域③生徒指導、教育相談に関する領域④学級経営、学校経営に関する領域⑤学校教育と教員の在り方に関する領域理論・問題解決の方法論高度の専門的知識に基づく実践的指導力の修得実 践教職員と協働しながら授業改善を推進する力量の形成入学前の現職経験*「授業力」を自ら伸長すべき能力として設定した 現職院生のカリキュラムイメージです。GUIDE教職大学院❷授業改善実践的課題を追求するための力量の形成に関する授業改善隣接する力量の形成に①学習科学と協調学習②言語活動を軸にした教育内容・方法論③国語授業デザイン論④算数・数学授業デザイン論⑤社会科授業デザイン論⑥理科授業デザイン論⑦英語授業デザイン論⑧道徳授業デザイン論⑨教育実践研究方法論その他の選択科目2単位以上授業改善をテーマとする連携校での教育実践プロジェクト10単位以上(300時間以上)成果発表報告書作成改   善省察(分析)計画立案課題設定理論と実践を往還する力量の形成リフレクション8単位                現代的課題と関連する理論の理解と、教育実践の省察個への対応授業改善学校改革の現職院生(平成30年度入学)在籍校:日光市立大沢小学校福田 康英教職大学院では、ミクロ視点で児童一人ひとりの特性に応じた個の指導について検討したり、マクロ視点で、学校全体や地域にまで視野を広げて考えたりする学びがありました。また、教授に同行して様々な学校の研究授業へ参加したことで、当たり前に思っていた自分自身の授業を考え直すことができました。これまでの私が「教師主導」で、「どんな先生になりたいか」と思っていたことに気付き、改めて、児童にどんな人になってほしいかということを心の中心に据えられるようになりました。今後は、児童が自ら考え、周りと協力しながら人生を切り拓いていけるよう、「児童は」の主語で授業や学校を見ることを忘れずに、学びをサポートしていきたいです。自己を省察して再構築することに努め、教育観が大きく変わった二年間でした。院生の声共通科目20単位省   察

元のページ  ../index.html#3

このブックを見る