宇都宮大学の大学院教育 2021
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- 8 - 地域創生科学研究科 社会デザイン科学専攻 農業・農村経済学プログラム [取得学位の名称] 修士(農学) 概要 農業経済学をコアとし,コミュニティデザイン学との学際領域を学修することによって,健康で豊かな国民生活や社会の持続的発展に資する新しい農業・農村のリーダーとして,変化し続ける食料・農業・農村を多面的・総合的にとらえ直すとともに,現場における豊かな知恵・実践や都市との連携・協働関係を高度に分析したうえで,新しくデザインするための高度な専門的知識・技術の修得を目的としている。 修了認定の基準(ディプロマ・ポリシー) 〇食料・農業・農村に関する制度・政策等の在り方を解明するのに必要不可欠な学術理論を高度かつ学際的に理解する能力を修得している。 〇多様化する食料・農業・農村の諸問題に学際的な視点から向き合い,健康で豊かな国民生活や持続可能な社会に寄与する新しい食料・農業・農村の発展に貢献する能力を修得している。 〇食料・農業・農村に関する様々なテーマに対して,適切な分析アプローチを,深い理解とともに,適用する能力を修得している。 〇食料・農業・農村の多様な主体による現場の実践知を学術的に分析し,地域の現場に還す能力を修得している。 履修条件(アドミッション・ポリシー) 〇農業・農村経済学を学修するために必要な社会科学(経済学,社会学,歴史学など)の基礎学力を有する人 ○高度な論理的思考能力と現実社会の中から積極的に学ぼうとする姿勢を持って,食料・農業・農村に関する新しい課題の解決に挑戦する意欲を持つ人 〇農業・農村経済学を通じて地域社会に貢献することに強い関心と意欲を持つ人 学修・教育目標を達成するためのカリキュラム方針(カリキュラム・ポリシー) ○「農」と「食」に関する国内外の諸問題を多面的・総合的に捉え直すとともに,新しい食料・農業・農村をデザインするために必要不可欠な学術理論を理解するための科目を配置 ○食料・農業・農村の現場における豊かな知恵や実践を学際的な視点から問い直し,その知見を現場に還して展開するための科目を配置 ○食料・農業・農村を対象とした応用研究分野における学説や,学術研究の方法論に関する科目を配置 ○専門科目を通じて修得された能力を高度な次元で統合し,多様化する地域社会におけるテーマに向き合い,現実的な問題解決の方法と理論について実践知の考察を通して修得する特別演習・コースワークを配置

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