医用画像工学において生体断層像を得る方法には様々な方法がある.磁気共鳴現象を利用した映像法(MRI)は,形態画像のみでなく生理学的な機能まで映像化できるようになり,重要性を増している.MRIの課題の一つに撮像の高速化があるが,近年,数理学的なアプローチで高速化する方法の研究が進められている.さらに,再生される画像の高画質化,画像計算の高速化のために深層学習の利用が進められている.深層学習によれば,MRIの性質に基づいた画像を再生することができ,かつ,短時間に計算を終えることができる.研究室では,MRIの画像再生以外にも,数理科学的な画像復元をテーマとした画像回復問題に取り組んでいる.これまで扱ったテーマには,ぼけた画像の鮮鋭化,雑音を含んだ画像から雑音の除去,画像内の欠損の回復などがある.教育・研究活動の紹介国内では数少ないMRIをテーマする研究室である.独自のアイデアをもとに研究を展開し,その成果を国内,国外において発表している.学生は在学中に多くの研究発表を行い,その発表に対して複数の学会より多くの表彰を受けている.今後の展望これまでの研究成果を有機的に結合,集約させ,新たな視点から研究に取り組むことによりMRIを始めとする医用画像工学において新たな価値を創造したい.社会貢献等特許取得(国内)2件(特徴と強み等)(社会活動特許等取得状況産学連携・技術移転の対応等)ー医用画像工学・磁気共鳴映像法(MRI)の撮像法・画像復元処理・深層学習を利用した画像処理MRI,画像処理,画像復元国際磁気共鳴医学会(ISMRM),IEEE,電子情報通信学会,日本医用画像工学会,日本磁気共鳴医学会いとうさとし2018年4月更新TEL:028-689-6276分野研究テーマキーワード所属学会等特記事項URL: http://www.ced.is.utsunomiya-u.ac.jp/~itohst/NMRyi/index.htmlMail: itohst[at]is.utsunomiya-u.ac.jp研究概要SDGs事例基盤工学科情報電子オプティクスコース伊藤研究室工学部教授伊藤聡志
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