宇都宮大学 研究シーズ集 2022.04
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食を支える農業生産は,優れた圃場機械の適切な利用が大切です。私の研究室では,農業の生産性向上と,作業労働や環境負荷の低減を図り,持続的に安定した農業生産を支援することを目標として,工学的手法に基づく圃場機械の最適化と,安全性快適性を考慮したシステム開発を行っています。教育・研究活動の紹介農業機械は過酷な環境下で使用されており,農作業事故解消の観点から,作業者の安全性と快適性を確保することが喫緊の課題です。特に整備が行き届かない山間部の農道は,農業機械の転倒や転落事故が後を絶ちません。そこで,農道や圃場の地形と農業機械の諸元を調査して,シミュレーションモデルを構築し,MATLABによる数値解析を行っています。これにより動的な挙動を把握して,どのような状態が最も安全か,どのようにすれば事故が回避できるかについて,考え得る限りの状況で検証を行っています。また,3D-CADを駆使して模型を設計・製作して実際に検証も行っています。今後の展望農業機械開発に従事した経験から,様々な農業機械の構造や利用方法を理解しており,農作業従事者の立場に立った農作業安全と軽労化,環境負荷軽減に資する研究を進めていきたいと思います。社会貢献等農業食料工学会では平成18年に学術賞を,平成29年に論文賞を受賞しました。2013年には英文誌EAEFでもBESTPAPERAWARDを受賞しました。また,農業機械開発に従事していた際に農業機械関連技術の特許を100件以上取得しており,平成13年に四国地方発明表彰日本弁理士会会長奨励賞を,平成21年には四国地方発明表彰愛媛県支部長賞を受賞しています。(特徴と強み等)(社会活動特許等取得状況産学連携・技術移転の対応等)農業機械学,農業情報学,・トラクタ・コンバイン・田植機の挙動および制御に関する研究・農作業安全のための生体情報利用に関する研究・穀粒の風選別に関する研究農業機械,システム開発,自動化,農作業安全・軽労化,環境負荷軽減・農業食料工学会,農作業学会,農業労災学会・3D-CADを利用した装置設計,MATLABによるプログラム開発・官公庁などの研究部門と共同研究を行っていますまついまさみ2018年8月更新TEL:028-649-5496分野研究テーマキーワード所属学会等特記事項URL: http://agri.mine.utsunomiya-u.ac.jp/about/08-02-13.htmlMail: m-matsui[at]cc.utsunomiya-u.ac.jp研究概要SDGs事例農業環境工学科圃場機械学研究室農学部教授松井正実

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