宇都宮大学広報誌 UUnow 第55号
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*写真撮影のためにマスクを外しています。● 授業概要早坂 ゆいな社会基盤デザイン学科1年●線形代数がどういう場面で使われるのか最初はよく分からなかったのですが、力学や微分積分など他の専門科目の中で使う機会が多くあり、社会基盤デザインの学修を進めていくうえで、重要な学問であることを知りました。グループワークで自分の苦手なところを明らかにすることで自主学修も効率良く進められるということを感じています。高校までは受験のための勉強という部分が大きかったのですが、大学では自分の将来を視野に入れた学びということで、自ら勉強しようという意識が高まります。●事前にオンデマンドで定義・定理について学び基本的な例題を解く予習をして、対面授業でレベルアップした課題に取り組むことは復習にもなり効果的な授業方式だと思います。   線形代数は大学で初めて学ぶ数学で不安もありましたが、高校時代に身に付けた学習スタイルを継続していけば未知の学問にも対応できることを実感しています。グループワークの授業は、学生同士が近い距離感で、気軽に分からない部分を質問したり教え合ったりすることで学びを深められるところが魅力だと思います。唐澤 月寧社会基盤デザイン学科1年●線形代数は大学で初めて学ぶ数学ですが、授業を受けていく中で高校の数学との関わりが見えてきて高校での学びが確実に役に立っていると感じます。対面授業では3、4人のグループに分かれて与えられた課題を協力しながら解いていきます。自分では分かっていたつもりだったことが、実はそうではなかったことに気づき、お互い教え合いながら、少しでも分かるように努力するというプロセスが大事です。社会に出てからも求められるグループワークのスタイルをしっかり身に付けてもらいたい。コロナ禍で高校時代は制限がある中、自由に学修できなかった学生たちですから、一緒に課題を解くという作業が面白いということに気づいてほしいと思います。グループワークの授業は他の人の解き方を知ることができて新しい発見があります。大学の授業は高校に比べて、答えにたどり着くまでの考え方がたくさんあるということを学ぶことができます。みんなで話し合って一つの答えを導き出す過程は、将来、社会基盤を力を合わせて作り上げていくうえでも重要なので、この授業で学んだ問題解決のプロセスを大切にしていきたいです。● 土木や建設工学など社会基盤デザインに必要な数学的素養を修得することを目的とする授業です。コロナ禍の中で採用したオンデマンド授業の形式を活用して、学生はあらかじめオンデマンドで予習をしてから対面授業に臨むというスタイルをとっています。■「線形代数学」の授業の様子が動画で見られます村上 怜社会基盤デザイン学科1年専門分野:防災マネジメント授業科目:基盤/データサイエンス入門、3.11学問の不確かさ学部/防災マネジメント I、II、演習、線形代数学、数値解析入門、地域プロジェクト演習、地域コミュニケーション演習、地域の姿と課題 II、大学院/防災マネジメント特論、社会デザイン&イノベーション 宇 都 宮 大 学 宇 都 宮 大 学社会基盤デザイン学の基礎に必要となる数学の分野の1つに線形代数があります。本授業では、線形代数の内容を事前にオンデマンドで予習して、対面では4 人1組のグループワークで教え合いながら課題を解きます。講師の役割は学生からの質問に答えることと、最後に回答のチェックをすることです。社会では人に聞きながら仕事を行うことが多いため、このスタイルを今年度より採用しています。UUnow第55号 2022.10.20●10近藤 伸也 准教授地域デザイン科学部地域デザイン科学部地域デザイン科学部社会基盤デザイン学科社会基盤デザイン学科社会基盤デザイン学科線形代数学線形代数学線形代数学

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