都宮ブレックス︑先輩3チームが頑張ってくださったので︑県民の皆さまに受け入れていただきやすい環境だったのも幸いしたと思います︒ジ■パンカップ・サイクルロードレースが宇都宮市で開催されるきっかけとなった自転車の世界選手権が古賀志地区で開催されました︒私も実際に観戦しています︒あの当時からずっと古賀志のコースが世界的な自転車競技に使われ続けていることは素晴らしいことです︒栃木県︑宇都宮市など周辺自治体︑そして地元の方々が自転車競技を受け入れている︑﹁共に在る﹂と学長宇都宮大学に赴任する前︑いうことがすごくいいなと感じていました︒私が宇都宮大学に赴任してきた先生が地域共生研究開発センターのセンター長を務めておられ︑地域の企業の皆さまのもとを地道に回り︑連携を仕掛けておられました︒そういった行動に触れ︑宇都宮大学というのは地域の企業と一緒にいろいろなことに取り組んでいくことが必要だということを感じました︒もちろん︑首都圏にある世界的な企業も共同研究の対象でありますが︑やはり地元企業としっかり連携し︑電話一本で通じ合える関係性が大事だと思いました︒大学には︑産学連携︑教育研究︑人材育成︑地域貢献など様々なファクターがあります︒自転車も競技やレクリエーション︑生活の足などいろいろな使い道があります︒宇都宮ブリッツェンは交通安全という社会的な側面にも目を向け︑交通安全教室や乗り方教室などをいち早く手がけておられます︒自転車の多面性と地域をうまく密着させて取り組んでいますね︒い文句に﹁日本初の地域密着型自転車ロードレースチーム﹂を掲げさせていただきましたが︑何をもってそれを認めてもらえるか︑正直︑暗中模索でした︒そんな時に︑柿沼弊社を立ち上げた時のうた地元の企業から子ども向けの自転車教室の開催を打診されたことがきっかけでした︒それは自分たちにとって必要なことだと直感的に感じました︒それまでは極端な話︑レースに勝とうが負けようが社会的にはノーリアクションなわけです︒しかし︑自転車教室は新聞報道され社会的反響もありました︒レースではありませんが︑自転車を通じたイベントで喜んでもらえることを初めて体験し︑自分たちの存在意義が認められ社会に役立つということを認識しました︒社会や地域の皆さまからレスポンスをいただけるという喜びがありました︒導入され︑それぞれの大学の立ち位置をはっきりさせなくてはなりません︒宇都宮大学の場合は︑世界に通用する研究や人材の育成と併せて︑地域の企業に資する研究︑地域に貢献する人材の育成もトータルで進めていくスタイルだと考えています︒こうした取り組みを積み上げていくためには情熱をキープしていかないといけないと考えています︒そういう意味で︑立学長今︑国立大学は類型分けがち上げ時には苦労された宇都宮ブリッツェンさんの場合はいかがだったのでし■う︒おいても重要なことですし︑それが羅針盤になると思います︒自転車界だったらツール・ド・フランスを目指したいですし︑世界チ■ンピオンになりたい︒地元のジ■パンカップで優勝したい︒そういうモチベーションがないほうが不自然極まりないですし︑不健全だと思います︒私たちは︑それができるかどうか分かりませんが︑そこを目がけていくことをモチベーションにしています︒周りから何と言われようと︑自分たちがなりたいものを見定めて︑そこに向かって一途に頑張って生きている人種の集まりです︒柿沼自分の夢を語ることは何に目標に立ち向かう情熱を3●UUnow第55号 2022.10.20宇都宮ブリッツェンが行う未就学児向けの自転車教室。選手が講師を務める(写真はご提供いただきました)20年前︑2代前の学長の進村武男■■■■■■■■■■■ff■栃木県出身。栃木県立足利高等学校卒業。プロロード選手としてブリヂストン・アンカー等に所属。09年、宇都宮ブリッツェン(選手兼任監督)。11年、選手引退。14年、サイクルスポーツマネージメント株式会社代表取締役社長就任。現在に至る
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