宇都宮大学 入学案内 2022
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innovation ×global ×local生物学の一大転機は、ワトソンとクリックによるDNA構造    神秘的な生命現象の解明は始まったばかりです。私たちも    22世紀へ!生命 最先端の設備のもと生命の謎に挑んでいますバイオサイエンス教育研究センターは「ゲノミクス研究棟」や「環境調節実験棟」を中心に活動しており、遺伝子の塩基配列やタンパク質の性質を解析できる最新機器を有し、蛍光顕微鏡や蛍光画像を三次元構築できる共焦点レーザー顕微鏡など最新の顕微鏡などを設置しています。また、遺伝子組換え植物を栽培可能な閉鎖系温室や、人工的に日照条件や温度などを制御できる人工気象室等が稼働しています。これらの実験設備は、宇都宮大学の教員・学生のみならず、他の研究機関や企業の研究者などが利用可能です。こうした充実した環境下で、教員や学生たちは、さまざまな生物を材料に先端的な研究を行っています。写真(1~5)で紹介している松田勝教授は、メダカを実験材料として、生物の雄と雌とができるときの遺伝子の働きの解明に挑んでいます。これに加えて、天然記念物ミヤコタナゴの保全に関する研究も行っています。写真(6~9)で紹介している児玉豊教授は、光合成を担う葉緑体に注目して、植物の細胞が環境を感知する仕組みを研究しています。その研究過程で植物が低温を感じる仕組みを世界で初めて解明しました。植物の乾燥応答の研究をしている岡本昌憲准教授は、植物の気孔の開閉の制御に関わる植物ホルモンのアブシジン酸の研究において国際的に評価が高く、2020年には日本学術振興会賞を受賞しています。また、鈴木智大准教授の研究室で学ぶ大学院生の小野晶子さんは、虫に寄生するキノコを研究しており、日本きのこ学会の学生優秀発表賞を受賞しました。2019年には分子レベルの知識を農林水産分野に活かす新しい学問分野「分子農学」が始まり、大学院の博士前期課程では学位名称「分子農学」が日本で初めて使用されています。さらに、2020年には「植物分子農学研究部門」を発足させ、農作物の生産向上に貢献する分子(DNA・タンパク質・植物ホルモンなど)を科学するユニークな研究体制を整備しました。バイオサイエンス教育研究センターC-Bio|Center for Bioscience Research and Educationセンターには、農学部生物資源学科と応用生命化学科の学生が3年次から卒業研究のために所属できる研究室が7つあり、専任教員は農学部の授業や実験・実習も担当しています。また、工学部との間で異分野融合研究、県の試験場や県内企業との連携、他大学との共同研究も盛んに行われています。小・中学生、高校生向けの体験講座や一般市民向けセミナーも開催しています。UU.Advantage特集216|峰キャンパス|

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