宇都宮大学 入学案内 2022
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School of Agriculture日本一広大な農場で、最先端のフィールド教育と研究を実践する森林と人間との多様で持続的な相互関係に関する科学の実践フィールド附属農場は、全国一を誇る総面積101haほどの広大な敷地に、コメ(水稲)を栽培する水田、麦・大豆・ソバなどを栽培する普通畑、ハクサイ・ダイコン・ニンジン・ゴボウなどの野菜畑、ブドウ・ニホンナシ・リンゴ・クリなどの果樹園、花卉類や果菜類を栽培する温室、ウシの飼料を栽培する飼料畑、ウシが自由に過ごせる広大な放牧草地(約60ha)などがあります。また、乳用牛(ホルスタイン種)、肉用牛(黒毛和種)およびヒツジを約30 頭ずつ飼養管理しています。そして、これらの栽培・飼養管理を担当する作物、園芸、畜産、機械・土地利用の4 分野が協力して、生産性の向上や省力化・効率化、AI や分子生物学・発生工学を取り入れた先端的栽培・飼養管理、環境保全型・循環型システムの構築を目指した農場運営を実践するとともに、農業生産工程管理(GAP)の取り組みにも力を入れています。得られた生産物、例えば国立大学法人として初めて品種登録された水稲「ゆうだい21」は、美味しいお米として各方面で話題です。牛乳やチーズ等の「純牧シリーズ」も、放牧を活かした風味豊かな乳製品として人気を集めています。農学部へ入学すると、全員がこの充実した教育研究環境を生かしたフィールド実習や農産物を用いた加工実習を、「農学部コア実習」で学びます。また全学部の学生が履修できる基盤教育科目として、「食と生命のフィールド実践演習」も開講されています。さらに、教育関係共同利用拠点の認定農場として、首都圏を中心とした他大学と連携した教育カリキュラムや、公募型の実習も実施しています。附属農場は、農場に拠点を置く植物・動物・機械関係の4 研究室を中心に、農学部や工学部の教員により、基礎から応用まで様々な研究の場としても活用されています。農場の研究室には、学部生や博士前期・後期課程の大学院生が多く在籍しており、「ゆうだい21の効率的栽培法」、「トマトやタマネギなど野菜の生産性と品質向上に向けた基盤的研究」、「放牧を活用した乳牛の飼養管理」、「ウシの顕微授精に関する研究」、「非接触型のイチゴ容器の開発」などの多様な研究を実施し、その成果を地域や世界に発信しています。農学部附属演習林は、標高260~600mのヒノキ・スギの林業地域に設定されている船生演習林(538ha)及び日光国立公園内の標高1,390~1,970mに位置し、天然林としては主にミズナラ、シラカンバ、コメツガなど、人工林ではカラマツなどが生育している太郎山地区と戦場ヶ原地区の2地区から構成される日光演習林(208ha)からなる教育研究施設です。2つの演習林は、気候・地形・地質などの立地環境条件や森林の成長過程が異なり、多様な森林生態系を有しています。この特徴を生かし、森林に関する基礎的・応用的な調査・研究が行われ、学生が実習・実験を通じて森林を対象としたサイエンスの総合的な体系の理解を深める実践フィールドとして、活用されています。特に船生演習林では、現在も直営の素材生産を続けており、林業における施業・管理技術の研究・教育の場として活用され、保有している高性能林業機械の操作を行う森林工学実習など様々な学生実習を実施しています。農学部附属演習林は、「緑の循環認証会議(SGEC)」森林管理認証を取得し、森林管理認証の取得により持続的保全管理に基づく体験的教育を通じて、森林・林業に関する専門家の育成、新たな森林管理論と高度な実践的技術の普及、最新情報の発信によって社会に貢献します。附属農場附属演習林│船生演習林│日光演習林学部附属施設学部附属施設

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