宇都宮大学の学士課程教育 2022
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カリキュラムの方針 達成目標 達成目標 ◎初習外国語系科目 ◎総合系科目 大学に入学する以前,学んだ経験のない外国語(初習外国語)の学修を通じ,「読む」,「書く」,「話す」,「聴く」ことについての基礎的能力を養うとともに,英語学修のみでは気付きにくい,諸外国や異文化の多様性への興味を喚起し,理解を深め,地域的な視野を踏まえた幅広く深い教養と豊かな人間性を醸成する。また,語学学修を通じた自律的な大学での学びの基礎づくりを行い,現代社会に必要なリテラシーを身につけさせる。 なお,フランス語,中国語,朝鮮語,スペイン語が設定されている。 1年次対象科目として,「初習外国語基礎Ⅰ」,「初習外国語基礎Ⅱ」,「初習外国語基礎Ⅲ」,「初習外国語基礎Ⅳ」を開設している。これらは,いずれも大学入学前に,それぞれの言語を学修したことのない初習者を対象に「読む」,「書く」,「話す」,「聴く」といった力を養うものである。 また,上記科目を修得後,2年次以降を対象とした科目として,「初習外国語応用Ⅰ」,「初習外国語応用Ⅱ」が開設されている。当該科目では,各言語の基礎的能力を確認しながら,コミュニケーションやプレゼンテーションなどの実践的な能力の向上を図る。 一つの言語で,「初習外国語基礎Ⅰ」,「初習外国語基礎Ⅱ」,「初習外国語基礎Ⅲ」,「初習外国語基礎Ⅳ」,「初習外国語応用Ⅰ」,「初習外国語応用Ⅱ」の6科目を学ぶことにより,各言語の基礎的コミュニケーション能力を段階的に向上させることが可能となる。また,「初習外国語基礎Ⅰ」,「初習外国語基礎Ⅱ」のみを履修することによって,自律的な語学学修スキルを修得することも可能となる。 なお,国際学部の学生は,「初習外国語基礎Ⅲ」,「初習外国語基礎Ⅳ」,「初習外国語応用Ⅰ」,「初習外国語応用Ⅱ」を,専門導入科目として履修する。 社会問題や企業の第一線から見た世界を知ることにより,変化が激しい現代社会への視野を広げながら,持続可能な社会を創造するために必要な,科学的な根拠を備えた提案や行動に繋げられる課題解決力,すなわち行動的知性の養成を目標とする。 カリキュラムの方針 教室外活動の実施,大学内外のさまざまな組織からの講師の積極的登用,高齢化,過疎化,環境問題など,地域社会の現実的課題と向き合いながら能動的に学ぶアクティブ・ラーニングという新しいスタイルの教養科目を数多く取りそろえる。ラーニング・コモンズ等で行う教員と学生間,あるいは受講生同士の双方向型の討論等を積極的に取り入れた授業スタイルを中心とし,受講生の主体的な参画により,課題解決に向けた実践と知の統合を行うことで,現在および将来にわたり“あらたな社会”を創る上で求められる行動的知性を養成する。 9

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