宇都宮大学の学士課程教育 2022
15/44

基盤教育 専門導入科目 概要 達成目標 概要 工学部への専門教育への導入として,「基礎微積分学」,「基礎微積分学演習」,「基礎線形代数学」,「基礎線形代数学演習」,「基盤工学入門」を必修科目とする。これらの中で数学系科目については,微分積分及び線形代数に関する基本的な事項について演習を行いながら深く理解する。「基盤工学入門」については,学生が自分なりのビジョンを持てるように,工学の各分野の先端的な内容や社会で果たす役割を学ぶ。 達成目標 概要 農業,森林・林業・林産業,環境,生命科学をめぐる一般知識や考え方を幅広く学ぶとともに,農林業の現場を体験する。 達成目標 ◎国際学部対象専門導入科目 ◎工学部対象専門導入科目 ◎農学部対象専門導入科目 国際学部の専門教育への導入として,「Foreign Language Learning and Communication」(2単位),「初習外国語基礎Ⅲ・Ⅳ」(各1単位),「初習外国語応用Ⅰ・Ⅱ」(各1単位)を必修科目とし,外国語によるコミュニケーションの基礎を修得するとともに,世界の多様な国や地域の社会・文化への関心を喚起し,学部専門教育科目の履修に向けた動機付けを図る。 なお,初習外国語としては,フランス語・中国語・朝鮮語・スペイン語の4言語を設定し,そのいずれかを選択する。 「Foreign Language Learning and Communication」は,国際語としての英語のあり方を多様な角度から見直し,理解を深めることを目標とする。 「初習外国語基礎Ⅲ・Ⅳ」では,各言語の「読む」・「書く」・「話す」・「聴く」の基礎的能力を養うとともに,当該国・地域の社会・文化に対する関心を喚起し,その基礎的理解を涵養することを目標とする。 「初習外国語応用Ⅰ・Ⅱ」は各言語の基礎をふまえ,専門外国語科目の効果的な履修につながる理解と運用能力を身につけることを目標とする。 カリキュラムの方針 「Foreign Language Learning and Communication」は,基盤教育のIntegrated English Iをふまえ,その理解の深化と拡大を通じて,さらに上級の英語および関連諸科目へと進めるよう,1年次後期に履修する。 専門導入科目の初習外国語は,1年次に「基礎Ⅲ」(前期)と「基礎Ⅳ」(後期),2年次に「応用Ⅰ」(前期)と「応用Ⅱ」(後期)を履修する。これらのうち,1年次の「基礎Ⅲ」・「基礎Ⅳ」は,それぞれ基盤教育の初習外国語系教養科目「初習外国語基礎Ⅰ」(前期)および「同・基礎Ⅱ」(後期)と並行して履修することにより,1年次で集中的に基礎を強化し,2年次の「応用Ⅰ」・「応用Ⅱ」,さらに専門外国語科目への移行を効果的に進めることができる。 「基礎微積分学」及び「基礎微積分学演習」については,1変数関数の微積分に関する基本的な事項を深く理解するとともに必要な計算技能を身につけることを目標とする。「基礎線形代数学」及び「基礎線形代数学演習」については,行列,ベクトル,行列式,逆行列及び連立1次方程式に関する基本的な事項を深く理解するとともに必要な計算技能を身につけることを目標とする。「基盤工学入門」については,工学の各分野の先端的な内容や社会で果たす役割を理解し,学生が自分なりのビジョンが持てるようになることを目指す。 カリキュラムの方針 「基礎微積分学」及び「基礎線形代数学」については,対応する演習科目である「基礎微積分学演習」及び「基礎線形代数学演習」を用意することで,内容の定着を図る。「基盤工学入門」については,アクティブ・ラーニング形式で行いながら,学問の最先端と,自分の現在位置を結びつけることで,コース選択を含む「学びのデザイン」を各自が行うことができるようにする。 講義や農林業の現場でのフィールドワークを通じて,持続的生物生産,環境の保全と修復,生命科学の発展と応用などの多角的な視野を培い,地域社会並びに国際社会に貢献することができる素養を身につけることに関連する。 カリキュラムの方針 講義や農林業の現場でのフィールドワークを通じて,環境保全や持続的生物生産に関する知識と理解を深めるために,1年次に「農業と環境の科学」,「生物資源の科学」,「農学部コア実習」を履修する。 12

元のページ  ../index.html#15

このブックを見る