宇都宮大学の学士課程教育 2022
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履修条件(アドミッション・ポリシー) 1.求める学生像 学修・教育目標を達成するためのカリキュラム方針(カリキュラム・ポリシー) 【教育課程編成の方針】 プログラムの概要 基盤工学科では,工学分野における多様な分野の知識や技術を有機的に統合して,社会における課題解決の場面に応用できる専門職業人の育成を目指しています。1年次は「基礎教育ターム」となっており,数学,物理,化学,光,プログラミング,生命,感性など,現代の問題解決に必要な基礎知識を幅広く学びます。2年次以降は「専門教育ターム」となっており,物質環境化学コース,機械システム工学コース,情報電子オプティクスコースのいずれかに分属し,専門性を深めていきます。 修了認定の基準(ディプロマ・ポリシー) 基盤工学科では,以下の学修・教育目標に掲げた能力を身につけ,かつ所定の単位を修めた者に対して学位を授与します。修了の認定は,所定の単位修得で行います。 (a) 工学の基礎的能力を備え,専門分野における知識・技術を修得し,問題発見・問題解決に向けて活用できるデザイン力を身につけている。 (b) 工学の幅広い視野を備え,新たな差異を生み出す意欲と能力を身につけている。 (c) 工学技術者としての自覚と倫理観,キャリア観,ならびに幅広い教養と,物事を多面的に理解する能力を身につけている。 (d) 自らの考えをまとめ,発表・討論できる創造的能力およびコミュニケーション能力を持ち,他者と協働する能力を身につけている。さらに国際的に通用する人材としての基礎的知識を修得し,社会に貢献できる能力を身につけている。 (e) 主体的,継続的に学修を進める自己啓発の意欲と能力を身につけている。 (1)科学的,理論的思考ができる人 (2)工学の専門分野に興味と関心をもち,学ぶ意欲と行動力をもつ人 (3)さまざまな人々と協働して学ぶ姿勢をもつ人 (4)工学の専門分野を学ぶ上での基礎となる高校までの科目を十分理解している人 2.入学者選抜の基本方針 (1)高等学校の教育課程を尊重し,基本的な学力と思考力を備えているかを重視します。 (2)専門分野の学修に求められる熱意と能力を評価します。 (3)主体的な姿勢,学修意欲,判断力,表現力及びコミュニケーション能力なども考慮します。 基盤工学科では,工学分野における多様な分野の知識や技術を有機的に統合して,社会における課題解決の場面に応用できる専門職業人を育成するカリキュラムを編成します。 【教育内容の学修方法】 1.初期導入教育,リテラシー教育(英語や情報処理基礎など),工学基礎教育(数学,物理,化学),およびデータ科学教育(プログラミングなど)などを主に 1~2 年次に配置します。 2.人文科学・社会科学・自然科学系の幅広い教養教育を主に 1~3 年次に配置します。 3.光工学に関連した科目群を全コースに配置します。 4.基礎的専門分野とそれに続く応用的専門分野の教育を各コースで系統的に,主に 2~4年次に配置します。 5.分野横断型教育を全学年に亘って実施します。 6.「生み出す力」を育むデザイン力養成科目を全学年に亘って実施します。 7.アクティブラーニングを取り入れた教育を全学年に亘って実施します。 8.工学と社会との接点を正しく捉え,考え,行動する力を養うことを目的として,工学倫理教育を実施します。 9.総合的・統合的能力の醸成と主体的・継続的学修の集大成として卒業研究を4年次で実施します。 【学修成果の評価方法】 学修成果の評価は、授業科目ごとに定める達成目標に応じ、科目の態様に従って、試験、レポート、作品、発表などにより評価します。 ■ 工学部 取得学位の名称 基盤工学 教育プログラム・シラバス ◆学士(工学) 23

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