宇都宮大学の学士課程教育 2022
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学修・教育目標を達成するためのカリキュラム方針(カリキュラム・ポリシー) 【教育課程編成の方針】 動物・植物・昆虫・微生物を対象にして生物資源の持続的生産における過程や仕組み,生命科学などについて理解を深めることができるアクティブラーニングを導入したカリキュラムを編成します。 【教育内容の学修方法】 1年次には,基盤教育科目と専門導入科目に位置づけられる農業と環境の科学,農学部コア実習,生物資源の科学を必修科目として配します。また,生物資源科学の基礎科目として植物生産学概論および動物生産学概論を,バイオサイエンスの基礎科目として生物学(概論),生物学(細胞),基礎分子生物学,生物化学(生体成分の化学),基礎化学などを必修科目として配します。2年次には,専門教育科目として,生物資源・生産環境・生物機能・生物生産技術に関連する科目を配します。3年次後期から4年次にかけては,生物資源科学を総合的・多面的に理解して,地域や地球がかかえる諸問題を解決するための最新の技術と研究の情報に触れ(ゼミ,特別演習など),一連の研究活動の実際を経験する(卒業論文)中で,生物資源科学に関する専門職業人となるための能力を身につけます。 【学修成果の評価方法】 学修成果の評価は、授業科目ごとに定める達成目標に応じ、科目の態様に従って、試験、レポート、発表などにより評価します。 (a)生物資源科学の学修を進める上で必要となる,語学,情報処理や健康に関する知識と思考力を高め,幅広い教養と人(b)動物・植物・昆虫・微生物の機能解明・開発,食料等の人間生活に必要な生物資源の持続的生産を理解し,説明する(c)生物資源の環境産業等への展開利用に役立つ理論を理解し,説明することができる。 (d)生物学および化学を基礎として,多様な生物資源の特質を分子から個体・個体群・生態系レベルで理解し,説明する(e)生物資源の多様な問題に対する解決能力と判断力を身につけたスペシャリストでありながらジェネラリストとしての(f)主体性を持って多様な人々と協働して生産現場における農業技術の現状を学び,理解し,問題点を抽出・解析し,(g)実験室のみならず生物生産の現場(フィールド)において各種の調査方法を実践できる。 (h)地球生物圏の生物資源および生物環境・生態について理解でき,それを国際的視野に立って展開活用できる能力と表(i)顕微鏡操作などの生物学的研究法,生体や土壌の成分分析などの化学的研究法,動物・植物・昆虫・微生物の機(j)生物資源科学に関連する専門分野の基礎的な文献や論文の内容について説明することができる。 履修条件(アドミッション・ポリシー) 1.求める学生像 ■ 農学部 間性を持ち国際的に通用する人材としての基礎的知識・技能を有する。 ことができる。 ことができる。 素養を有する。 改善・解決法の提案ができる。 現力を有する。 能の解析と開発に有効な分子生物学的研究法に習熟し,それらを実践し応用できる。 (1)生物資源科学科で学ぶための基礎的学力を有している人 (2)生物科学に基づいた生産技術,生物資源の利用に関する専門知識を身につけたいという熱意のある人 (3)主体性があり,常に問題意識を持ち,解決に向けて自ら考え,行動を起こす意欲と能力を備えている人 (4)専門高校・農業関連学科推薦では,将来,農業及び農業関連産業に従事し,この分野の指導的立場をめざす人 (1)高等学校の教育課程を尊重し,自然科学と社会科学を学ぶための基本的な学力や思考力を備えているかどうかを重視します。 (2)個別学力検査等では,広く自然科学を理解するために,生物,化学又は数学に対する熱意と能力を評価の対象とします。 (3)推薦入試Ⅰでは,主体的な姿勢,思考力,表現力,コミュニケーション能力なども考慮して評価します。 取得学位の名称 生物資源科学 教育プログラム・シラバス ◆学士(農学) プログラムの概要 動物・植物・昆虫・微生物を対象にして生物資源の持続的生産における過程や仕組み,生命科学などについて理解を深めることができるアクティブラーニングを導入した教育プログラムを編成しており,それらの関連分野において地域はもとより国際的に活躍できる行動的知性を備えた人材を養成しています。 修了認定の基準(ディプロマ・ポリシー) 以下の学修・教育目標に掲げた能力を身につけ,かつ所定の単位を修めた者に対して学位を授与します。 2.入学者選抜の基本方針 31

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