宇都宮大学の学士課程教育 2022
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基盤教育 リテラシー科目 概要 在学中および卒業後の豊かなライフスタイルを形成できる心身の基盤を養う。 達成目標 人間力の育成として,身体・体力面(自己コントロール,適応力,耐性,自律性,達成感など)とともに社会・対人関係面(共感力,リーダーシップ,協調性,連帯感,コミュニケーションなど)における能力の向上を図る。 カリキュラムの方針 概要 今日の社会はあらゆる分野において,情報通信技術や計測技術の発展により,多種多様な大量のデータで溢れている。そして「21世紀の石油」とも称されるそれらのデータから価値ある情報を抽出し,それを課題解決や意思決定に活かす一連のプロセスは,一般に「データサイエンス」と呼ばれ,近年その重要性が広く認識されるようになった。本授業では,データサイエンスの基礎(データサイエンス・AIの概要や留意事項, 社会での利活用の例, 情報倫理, 初歩的なデータ解析・分析手法)に加え,情報リテラシーとして,オフィス系ソフトウェアとウェブブラウザ,電子メールの標準的な使い方とそれらの間の有機的連携方法,ハードウェアの基本的な使い方,総合メディア基盤センターPC・学内LAN環境の理解といった内容を, 講義と実習を併用した形式で学習する。 達成目標 多種多様なデータに触れる機会が多くなった現代の情報化社会において,これからの社会人にはデータをもとに客観的な視点から物事を正しく理解し判断することが求められており,特にデータを適切に取得・可視化し,統計学等に基づいて分析する能力が必要とされている。加えて,情報犯罪から身を守るため,そして,知らずして社会的な迷惑を与えたり不法行為を行ったりしないよう,基本的なエチケットや情報倫理を学び,インターネットの持つ光と陰の両面を理解する必要がある。本授業では,すべての学部の学生が,情報化社会で必要不可欠とされるデータリテラシー(データを処理し分析する基礎的な能力)や情報リテラシー(情報機器の操作法,情報および情報手段を自主的に選択し活用していくための基礎的な能力)を習得することを目標とする。 カリキュラムの方針 ◎スポーツと健康 ◎データサイエンス入門 1年次対象科目として,複数教員が8運動種目(ソフトボール,バスケットボール,バレーボール,テニス,サッカー,卓球,フライングディスク,フィットネス運動)を担当する。一般的に普及している集団的スポーツと個人的スポーツで構成し,学生のニーズに応えられるようにしている。学生は,希望によって分けられたグループ(種目)ごとに受講する。週1回の授業の中で,自己の体力および心身の健康への認識を深め,それぞれの運動種目の基礎技能並びに基本的知識(戦術,ルール,マナー,審判など)を修得するなど個人的な能力の開発をめざす。また,ゲームを多く体験することで,運動する楽しさ,ストレス発散,技能の向上をねらうとともにチームワークを高め,試合運営について熟知できるようにする。 一方,グループを定期的に変えることで,様々な人達と接する機会を増やしながら,グループ間での学び合い,経験者による初心者指導,器具・用具の準備・片付け等における協働作業など,社会・対人関係力の形成に努める。 また,それぞれの学生のレベルに応じたプログラムを同時に実施することで,運動する楽しさや意欲的な学修への動機づけを行う。 以上のカリキュラムによって,履修した運動種目の知識,技能の基本的な能力の修得を通し心身の健康を維持し,体力向上への意識づけを図るとともに今後に発展するコミュニケーション能力,リーダーシップの基盤を養成することを目指す。 全学生が共通して修得すべき内容を中心に,各学問領域の性質を考慮し,学部・学科等ごとに相応しい事項を反映させた編成とする。 6

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