宇都宮大学広報誌 UUnow 第57号
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教育学 Academic English ReaAcademic English Read宇大に赴任する前は農業試験場に勤務し、農家の方と直に接しながら、実用的な研究、農家が活用できる技術の開発や普及・指導に携わってきました。理論上は有用そうな技術であっても、実際の農業現場のニーズに合っていない、農家に受け入れられないということが多々あります。農家は、主に作業やコスト面から、その技術を使うかどうか判断しています。研究の場と実用で生じる乖離を埋めることが重要です。農学の本来の姿は、農業、食料の生産に貢献することが第一だと考えています。農学に関する研究成果として技術が開発されますが、そうした技術が実際に農業の現場でどのように使われるのか、あるいはどこに問題があるのか。生産現場が求め、農業生産に貢献できる技術のあり方を考えることが、この授業のテーマになっています。● 私は農学部附属農場で稲、麦など普通作物の栽培技術を中心に研究しています。授業の前半はそれぞれの作物の栽培技術を中心に、後半は農業気象や有機農業、種子生産などについて、研究サイドのみならず、現場サイドの視点を加えながら講義を行っています。●私は動物分野専攻で畜産関係の仕事に就きたいと考えているので、飼料作物の栽培に関する講義を興味深く聞きました。農業の現場では必ずしも教科書通りにいくわけではなく、農業技術の開発・普及などでも、生産者の方々とコミュニケーションをとり、実践の現場から学ぶことの大切さを知りました。髙橋先生の授業を通して、農業の現場は重労働であることを改めて感じました。高齢化が進む農業や畜産業をい工かに次の世代に引き渡していけばよいか、将来の姿を考えながら授業を聞くことができました。学研●髙橋先生は農家が使いやすい技術の開発や技術の普及指導など自らの経験を踏まえて、より農業の現場に近い話をしてくださるので、農業分野の仕事に進んだ際の将来像を具体的にイメージすることができます。また、生産技術に関して、研究する側と実際に使う側の意識にギャップがあることも知ることができました。農業の将来は、経営面や後継者不足など厳しい部分があります。その中で、それらの課題にどう向き合っていくべきか、この授業をきっかけに、これまでより深く興味を持つことができました。●セオリー通りの話題だけではなく、農業の生産現場の視点を織り交ぜた髙橋先生の話に興味を持ちました。この授業は農業実習を踏まえたものですが、実習では稲の収穫後の乾燥作業などを体験し農家の負担の大きさを実感しました。農学の研究が進み生産技術が発展すれば、農業実習で感じたような農家の負担の軽減など農業が抱える問題の多くを解決できると考えていましたが、生産現場の実態を知り、よく理解した上で研究開発されたものでなければ受け入れられない現実を知ることができ、印象に残っています。 専門分野:作物栽培学、農業気象学授業科目:学部/農業生産環境学、フィールド実習Ⅰ、身近な気象学、他大学院/ 作物生産技術の現状と課題、展望阿部 優衣香 生物資源科学科3年下山田 智也生物資源科学科3年東口 朋世 生物資源科学科3年国際学部● 授業概要本講義は普通作物 (水稲、麦類、大豆、ソバ) の栽培技術を歴史的変遷も交えながら解説し、関連分野である農業気象、雑草・病害虫、有機農業のほか、技術の普及方法、種子生産など広範な話題を取り上げます。生産技術は単に研究成果の結晶ではなく、行政、農家、肥料・農薬メーカー、流通販売など様々な要因が関与していることを理解してもらいたいと考えています。UUnow第57号 2023.10.20●10(教育実践高度化専攻)教育学部教育学部学校教育教員養成課程学校教育教員養成課程視覚障害児教育概論視覚障害児教育概論化学科化学プロセス工学共同教育学部共同教育学部芸術・生活・健康系 家政分野芸術・生活・健康系 家政分野調理実習Ⅱ調理実習Ⅱ髙橋 行継 教授国際学科国際学科研究室研究室ン科学部ン科学部ザイン学科ザイン学科教職大学院欧米文化社会(フランス文化論国国際際学学部部機機械械シシスステテ学術英語講読際学部 学術英語講読際学部cademic English Readingcademic English Reading農学部農学部 農学部 生物資源科学科生物資源科学科生物資源科学科作物生産技術学作物生産技術学作物生産技術学理論と実践を往還する授業数学数学

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