企業や自治体等の組織に蓄積された大容量データを分析し、得られた知見を基に経営戦略の立案や課題解決を行う取り組みはBusinessAnalyticsと呼ばれており、現在、様々な分野で活用が進められております。こうした技術を活用するためにはデータの抽出・加工に必要な情報技術(System)、データを分析するための数理統計学(Statistics)、課題を見つけ出し解決する経営戦略(Strategy)に関する知識が必要になります。これらの技術を融合することにより組織の経営改善につなげることを目的とした研究を行っております。教育・研究活動の紹介BusinessAnalyticsに必要なスキルを身に着けるためには、座学による学習だけではなく、実際にコンピュータを使用したデータ分析を行うことにより分析環境に慣れることが大切になります。講義では受講者の皆さんに演習用のデータを配布した上で実際に分析を実施して頂きます。そして分析の結果得られた情報を基に経営戦略を立案できるようになることを目標として進めて参ります。今後の展望BusinessAnalyticsに関する人材を育成するためには、情報技術(System)、数理統計学(Statistics)、経営戦略(Strategy)に関する基礎知識を習得した上で、ビジネスの現場で実践を通じてスキルに磨きをかけてゆく必要があると考えております。文系・理系といった従来の学問領域を取り払い、文理融合型の教育研究を実施することによりビジネスの現場で即戦力として活躍できる人材の育成に取り組んでゆきたいと考えております。社会貢献等これまでに実施してきた産学連携の事例:〇E-Commerce系企業におけるレコメンデーションエンジンの開発〇製造業各社における品質管理、生産管理、需要予測〇製薬業、損害保険業各社向けDataBaseMarketingの導入推進等、BusinessAnalytics関連の分野において企業各社との連携実績が多数あります。データ分析技術者育成のための社内研修、データを活用した経営改善等、上流工程から下流工程まで幅広く連携可能です。(特徴と強み等)(社会活動特許等取得状況産学連携・技術移転の対応等)さかまきよしかず2024年4月更新分野研究テーマキーワード所属学会等特記事項URL: -Mail:y_sakamaki[at]a.utsunomiya-u.ac.jp研究概要BusinessAnalytics・マーケティングサイエンス・数理的アプローチによる経営戦略の立案・数理統計ビッグデータ分析,消費者行動分析経営情報学会、日本経営工学会、情報処理学会、日本ダイレクトマーケティング学会企業や自治体等の組織に蓄積された大容量データを分析することにより得られる情報を基にした経営改善を専門分野としております。データサイエンス経営学部データサイエンス経営学科准教授坂巻英一
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