宇都宮大学 研究シーズ集 2024.04
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除草剤が効かない難防除外来雑草が急増しています。また、農村も都市部も人手不足、資金不足で雑草がはびこり、景観悪化にとどまらず防災、安全上も大きな問題になっています。雑草の生態学的特性の解明を基盤として持続可能性の高い管理技術を開発します。教育・研究活動の紹介現場の課題を出発点として、その解決のための技術開発にはどのような研究、取組みが必要かを自ら考えることから始めます。そのうえで、現場的な研究だけでなく、必要なら基礎研究でどこまででも深掘りをしてもらいます。今後の展望難防除雑草に有効な新技術、緑地や道路、遊休地など都市域の植生管理技術の開発を、持続可能性の科学的検証を前提として、関係する全ての皆様とともに連携しながら進めたいと思います。社会貢献等公設試や国研、大学に所属する雑草学分野の研究員・技術者は驚くほど少なく、増大する需要に全く対応できていません。全国を対象として、産官学が一体となった雑草分野の人材育成システムを構築します。(特徴と強み等)(社会活動特許等取得状況産学連携・技術移転の対応等)雑草学・雑草の生態や分布、特に個体群動態に関する研究・難防除雑草や地域植生の管理技術の開発・環境保全型農業技術の開発雑草,生活史,埋土種子集団,総合的雑草管理(IWM)日本雑草学会(会長・代表理事)日本の農業、地域の振興に尽力します。こばやしひろゆき2023年11月更新TEL:028-649-8164分野研究テーマキーワード所属学会等特記事項URL: https://cwwm.mine.utsunomiya-u.ac.jp/Mail: kobah〔at〕cc.utsunomiya-u.ac.jp研究概要(上)雑草、雑木に埋め尽くされる河川。アーバン・ベアの通り道になっているという指摘もあります。(左)マルバアメリカアサガオには既存の除草剤が効かない。(右)新たに開発した除草機による除草直後の圃場。雑草管理教育研究センター雑草学研究室教授小林浩幸

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