【都市・農村におけるランドスケープの成り立ち】地域のランドスケープには、地域の自然の作用に加え、野生生物や人間による働きかけの歴史が刻まれています。当研究室では、地域の生物多様性や生態系サービスの変遷に着目した研究や、地域資源を持続可能に活用するために必要な方策に関する調査研究を行っています。【マッピングと空間情報の利活用】近年のコンピュータやネットワーク技術の発達によって、GISやリモートセンシングを利用した地図を、身近に利用することができるようになりました。当研究室では、自然や歴史・文化等の地域資源や、鳥獣害などの地域課題をマッピングし、空間情報として統合的に利活用するための調査研究を行っています。【知識の生産と共有によるコミュニティ形成】地域課題への対応やまちづくりでは、学際的なアプローチや、関係者との合意形成、目的の共有化が求められます。当研究室では、鳥獣被害対策と中山間地域の地域づくり人材育成プログラムの開発、まちあるきや地元学によるコミュニティ形成等を通じて、地域デザインを実践しています。教育・研究活動の紹介地域デザイン科学部の受け持ち講義は、「地域資源論」「地域生態学」「GIS演習」です。また、一般を対象とした公開講座では、各地で深刻な地域課題となっている鳥獣被害の対策を担う人材を養成するための「鳥獣管理士養成講座」を毎年開催しています。さらに、栃木県と連携し、田園回帰や定住促進をテーマとした、中山間地域の人材養成プログラムを実施しています。今後の展望歴史学、民俗学、観光学、資源学、生態学を専門とする学内外の異分野の研究者と連携し、宇都宮市域で数百年にわたって維持されてきた自然や文化資源を対象とした調査研究が、平成29年度宇都宮大学次世代研究拠点創成ユニット(UU-COE-Next)に採択されました。こうした研究で得られた知識を共有し、まちづくりに活かすため、「まちあるきラボ」も立ち上げる予定です。社会貢献等平成21年から5年間、栃木県と連携し、里山の再生や鳥獣被害の対策を担う人材養成プログラムを実施しました。この事業を継続するため、一般社団法人鳥獣管理技術協会を設立し、鳥獣被害の対策を担う人材養成事業を、全国を対象に行っています。(特徴と強み等)(社会活動特許等取得状況産学連携・技術移転の対応等)地域生態学、ランドスケープ学・ランドスケープ(地域)の成り立ち・コンピュータを用いたマッピングと空間情報の利活用・知識の生産と共有によるコミュニティ形成、地域課題の解決里山の生物多様性、生態系サービス、地域資源の活用,GIS・リモートセンシングの活用,地域おこしや鳥獣被害対策など、地域づくりの人材養成日本造園学会、環境情報科学会、土木学会里山や中山間地域の課題、地域資源の活用について相談に応じます。たかはしとしもり2017年5月更新TEL:028-649-5486分野研究テーマキーワード所属学会等特記事項URL: https://ttaka.jimdo.com/Mail: ttaka[at] cc.utsunomiya-u.ac.jp研究概要GIS入力の地図スキャン作業SDGs事例コミュニティデザイン学科地域生態学・ランドスケープ研究室地域デザイン科学部教授高橋俊守
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