宇都宮大学広報誌 UUnow 第58号
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――新設3年目の地域デザイン科学部に入学してどうでしたか?――学生時代に取り組んだことは――影響を受けた先生は?――今の仕事を選んだ理由は新しい学部で面白そうだと思いましたが、まだ就職実績がなく、「何になれるの?」という不安がありました。県庁などの地方自治体に就職した先輩たちを見ても、公務員として働く自分をイメージできませんでしたし、周りの学生はリーダーシップがあってプレゼンテーションも上手で、ボランティア参加やNPOへのインターンにも積極的。「こういう人たちがまちづくりを担っていくのかな」と最初の頃は引け目を感じていました。サークル(現在は学生広報スタッフ)「UUーPRAS」でフリーペーパー「うーたす!」の編集に携わりました。取材や企画を考えることが楽しく、デザインに取り組むきっかけにもなりました。   に直接関わる仕事ではなくてもデまた、コロナ禍でサークルの新歓が対面でできなかった時期にサークルを紹介するサイト「UUーCircles」を友人たちとともに立ち上げ、そのメイン画像制作を担当しました。そのほか、地域で活動する学生を支援する交流会や若者の投票率向上のプロジェクトにも関わりました。3年次必修の「地域プロジェクト演習」では渡良瀬遊水地のエコツーリズムのパンフレットを作成し、デザインを通して地域に貢献することもできるんだ、と思うようになりました。デザインに携わる仕事に興味はあるけどデザイナーにはなれないかなと悩んでいたとき��、�活を入れてもらいたくて中島宗晧�教授に相談したところ、「デザイナーで活躍できるのは美大卒でも一握り。わざわざ、そこに飛び込んでやるものでもない。でも、デザインを学んだことは無駄ではなく、必ず生きてくる。自信を持っていい」とアドバイスいただいたのが、今でも心に残っています。デザインザインの知識が役立つことはきっとあります。デザイナーだけがデザインに関わる仕事ではないと気付きました。■「うーたす!」編集でデザインに取り組む■「ポスターを作った人たちと一緒に働きたい」Nozawa Mayoヤマゼンコミュニケイションズ株式会社 クリエイティブ本部デザイナーヤマゼンコミュニケイションズ株式会社(本社・宇都宮市)にデザイナーとして勤務している野沢万葉さんは、2022年の入社以来、即戦力として活躍。ものづくりや地域メディアのデザインを通してまちづくりに貢献しています。インタビュアーは地きむら ゆいなさんと保土沢ほどさわ結梨ゆりさん。年齢の近いOGと在学生、互いに笑顔の域デザイン科学部コミュニティデザイン学科3年の木村 結菜弾けるインタビューとなりました。PROFILE栃木県出身。2022年、宇都宮大学地域デザイン科学部コミュニティデザイン学科卒業。同年、ヤマゼンコミュニケイションズ株式会社入社。同社クリエイティブ本部デザイナー。2023年、LRT開業に合わせて宇都宮市が発行したガイドブック「LIGHTLINEOSANPOBOOK」の編集、制作を中心となって手がけ、好評を博している。学生時代に制作した「UU-Circles」メイン画像UUnow第58号 2024.4.20●8野沢 万葉OB.OG.INTERVIEWデザインでまちづくりに貢献

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