宇都宮大学広報誌 UUnow 第59号
4/8

6月1日、LRT(次世代型路面電車)を利用した中距離自動配送システムの実証実験を行いました。今回の実験は、宇都宮市と芳賀町を結ぶLRTにロボットが乗り込むことで、両市町間の自動配送システムの構築を目指したものです。障害物を認識しながら自走する2台のロボットは、JR宇都宮駅東口の連絡通路で弁当を積み、LRTに乗車。芳賀町かしの森公園前停留場で下車し、近くの公園までの輸送に成功しました。今回の実験結果をもとにロボットの性能を高め、人手不足が深刻な物流分野への貢献が期待されています。この協定は、両者の資源を有効活用することによる地域人材の育成や、地域産業の振興を目的としています。今後、学生のインターンシップや実習の実施、大学グッズの制作に学生が関わることによる教育効果、宇都宮大学の講座や大学基金への協力など、多くのメリットが期待されます。5月25日、学部開設記念式典が開催され、文部科学省や栃木県内の自治体などの関係者、新入生、専任教員が出席しました。池田宰学長が挨拶し、株式会社TKCの飯塚真玄名誉会長をはじめとする来賓の方々から祝辞をいただきました。その後、長谷川光司学部長が学部の概要説明を行い、専任教員16名の紹介が行われました。今年度末の池田宰学長の任期満了に伴い、再任審査が行われ、池田学長の再任が決定しました。次の任期は令和7年4月1日から令和9年3月31日の2年間です。宇都宮大学は、今後も池田学長のリーダーシップのもと、地域の信頼に応え、未来社会に向けた人材育成と研究を通じて、Well-being社会の実現を目指します。伊勢代表取締役(左)と池田学長データサイエンス経営学部の新入生と専任教員ライトキューブ宇都宮での記念式典UUnow第59号 ●4●4スタート4月に本学の6つ目の学部「データサイエンス経営学部」が誕生しました。同学部は地域経済や産業界と連携し、「データサイエンス力」「マネジメント力」「社会実装力」を養い、社会で活躍できる人材を育成します。REAL開発の自走ロボット        (有)リストリクトと 連携協力協定を締結9月19日、宇都宮市を中心に展開する衣料品のセレクトショップ「ARKnets(アークネッツ)」を運営する有限会社リストリクトと連携協力協定を締結しました。初めてLRTに乗車データサイエンス経営学部が池田学長の再任決定

元のページ  ../index.html#4

このブックを見る