▼15 国際関係論アフリカ地域研究村落社会学 知識社会学国際機構論社会開発論東南アジア政治研究ラテンアメリカ論社会学、移民・エスニシティ研究01国際学部概要 komura@cc.utsunomiya-u.ac.jphshin@cc.utsunomiya-u.ac.jpksaka@cc.utsunomiya-u.ac.jpsueyoshi@cc.utsunomiya-u.ac.jpnshimizu@cc.utsunomiya-u.ac.jpsugit@cc.utsunomiya-u.ac.jp担当授業科目国際社会論 人の国際移動人の国際移動演習古村 学 こむら まなぶ「田舎」や「僻地」と呼ばれるような村落社会、とくに日本の離島や中山間地域をフィールドとして勉強させてもらっています。自然保護などのグローバルな現象を地域に住む人々はどのようにとらえているのか、そして、それはどうしてなのか。住込み調査などの手法で、そこでの生活を理解することによって、人々の日常生活の視点から見たグローバルな現象の意味について考えています。申 惠媛 シン ヒェウォン社会学を軸に、日本におけるエスニック空間の研究に取り組んでいます。特に、多国籍・多文化化する地域でどのような社会関係が編みなされていくのかに関心を寄せています。「エスニック」と聞いたとき、どのようなイメージをもつでしょうか?最近では身近になった「エスニック料理」や「エスニック・タウン」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。その「エスニック料理」を提供する人々はどこからどのように来日し(あるいはせず)、どのような経緯でその地域に拠点を構え、ビジネスに従事するようになったのでしょうか。また、そうしたお店や施設が集積し「エスニック・タウン」が形成されていったことは、近隣に住む・働く・学ぶ・集まる人々とどのような関係にあるのでしょうか。そして、これらの状況はどのような文脈のもとで生じているのでしょうか。このように、身近な出来事を深く広く掘り下げ、より学術的に読み解く面白さを、ぜひ満喫してください。地域社会は過去にはどのような社会であったのか、なぜ、どのように変化していったのか、現在の状況はどうなっているのか。これらのことを現地に生活する人々の視点から学んでいくこと、とくにフィールドの場で、みずから学ぶことを重視しています。そのことによって、グローバルな価値観を単純に受け入れるのではなく、地域ごとに異なるローカルな価値観から批判的に考えていきたいと思っています。担当授業科目社会調査法入門 地域社会論 地域社会論実習阪本 公美子 さかもと くみこ人間にとって発展、よい生活とは何でしょうか? 近代化論や従来の経済学では、人類が欲を満たし、富を蓄積することによる経済成長が他者や他地域に波及し、社会開発も伴うと信じられてきました。しかし国際・国内格差はむしろ拡大しているだけではなく、経済成長した地域でも多くの社会・環境問題が山積しています。現在、世界は経済成長のみならず、持続的開発目標(SDGs)に取り組み始めていますが、多様な経済・社会・文化を理解し、発展のあり方を見直す必要も出てきています。Ana Sueyoshi スエヨシ アナラテンアメリカと聞くと、日本から非常に遠いところにあり、全体的に同じような国々があるという印象を日本人は持っていると思います。しかし私はこのような画一した見方を乗り越えられるように授業をする予定です。アメリカが発見されてから、アメリカ先住民の古代文明は西洋世界と接触し、現在知られているような新しくて特徴的な地域が作られてきました。ラテンアメリカとカリブ海諸国はしばしば同質的だと考えられています。なぜなら、これらの国々は言語、宗教、歴史などにおいて共通の面を持っているからです。しかし実際には、原住民とスペイン、ポルトガルからの征服者が出会い、またアフリカ、アメリカ、ヨーロッパ、アジアの影響で文化が混ざり合い、ラテンアメリカ諸国は社会的、経済的、政治的なユニークさを持つようになりました。このような同質さの中の異質さは、ラテンアメリカの最も魅力的で面白いところです。日本とラテンアメリカおよびカリブ海沿岸諸国との経済・文化面での交流が最近増えてきたため、ラテンアメリカとの距離は近くなってきています。その距離をもっと狭めることができるようにラテンアメリカの社会、文化、経済、政治、歴史を学生に紹介して刺激を受けてもらい、将来の研究や仕事の参考にしてもらいたいと思っています。担当授業科目IntroductiontoLatinAmericanStudiesLatinAmericanPoliticsandSocietySeminarinLatinAmericanStudies授業では、アフリカにおける勤務・研究経験を活かしながら、地域規模の問題群を私たちの生活とつながりのあるものとして認識しつつ、理論やアフリカ地域について学び、世界の経済・社会状況を理解する目を養っていきます。担当授業科目アフリカ論 途上国経済発展論 アフリカ論演習東アフリカの社会開発と文化という2つの主な行政機関を扱うことがよくあります。グローバル・ガバナンスはまた、二国間および多国間協定、明らかな矛盾、不安定なダイナミクス、および未解決の問題に満ちた研究です。したがって、この概念は、世界の経済、政治、文化、安全保障などの特定の問題から切り離すことはできません。個々の側面がグローバルガバナンスの最近の発展を後押ししており、ローカルおよびグローバルに発生しているセキュリティと経済の動向によって、定期的に集合的に引き離されています。重要な問題は、世界的なガバナンスがより大きな協力または対立に向かっているかどうか、および国家や他の関係者がその方向にどのように影響するかです。さらに、過去20年間、私たちは社会運動の台頭とその出現方法に注目してきました。この運動は、安全保障、国家のイデオロギー、政策、文化、アイデンティティに影響を与えます。社会運動は、市民的不服従、抗議、フレーミングなどの特定の戦略を検討することによって変化をもたらします。担当授業科目GlobalCivilSocietySeminarinGlobalGovernanceTheoryofGlobalGovernance清水 奈名子 しみず ななこ国際関係を研究する学問が確立したのは、「戦争の世紀」と言われた20世紀になってのことです。その課題は常に、「戦争と平和」の問題に向き合うことでした。なぜ国々は武力を用いて争い合うのか、どうすれば異なる地域や文化に属する人々が共に生きていくことができるのかを考える作業が、その中心となります。Sugit Arjon スギット アルジョン国際関係の分野では、グローバルガバナンスと市民社会現代世界を見渡してみても、武力紛争や大量破壊兵器の拡散、テロ、内戦での集団殺害など、多くの問題が存在しています。国際関係を学ぶということは、これらの問題はなぜ起きるのか、またどうすれば解決できるのかを粘り強く考え続けることです。授業では、世界の諸問題に対処している国連などの国際機構の働きを学びながら、私たちが生きている世界に何が起こっているのかを一緒に考えていきたいと思っています。担当授業科目国際関係論 国際機構論 国際関係論演習
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