宇都宮大学 国際学部 2023
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2▼ コロナ禍が収束の方向に進んだ2022年度は、引き続き「3密」対策やマスクの着用などの感染対策に留意しながらも、宇都宮大学は基本的に対面授業となりました。さらに、オンラインによる授業のよい点を活かして、国際学部では前年度に引き続き、教員全員にZoomライセンスを付与し、以下のような複数の取り組みを通じて、教員と学生間、及び学生相互がコミュニケーションを図り、主体的な学びの機会を提供しています。・感染症対策に留意した上での少人数の演習や卒業研究などの対面授業・ZoomやMicrosoftTeamsシステムを用いたオンライン遠隔授業・教室での対面授業を未渡日の留学生などのために遠隔でも受講できる同時配信型授業・海外協定校との交流授業や国内の他大学との連携授業では全面オンラインが展開・オンデマンドによるオンライン授業で学習した上で、対面授業にて討論を行う反転授業・事前・事後学習、意見交換、課題等を授業時間外に行えるオンライン学習システムの活用・オンライン授業に対する学生アンケートの実施と、それを踏まえた授業改善 コロナ禍による行動規制が緩和された2022年度は、海外渡航が可能になったことで短期語学研修や交換留学が再開するようになりました。一方で、オンライン遠隔システムの活用により、国内や海外の大学とこれまで以上のコミュニケーションを容易に取ることができるようになりました。こうした新たなグローバルコミュニケーションが展開している状況に対応するべく、例えば、以下のような授業や研修をオンラインで実施しています。【多文化共生教育コンソーシアム連携授業】国内の東京外国語大学・宇都宮大学・弘前大学・長崎大学の教員が、多文化共生にかかわる諸問題を扱ったオンライン遠隔講義を行いました。毎回の授業では異なるトピックから多文化共生の多様な側面を学びました。交流型のセッションでは、他大学の学生との意見交換を通じて、多文化共生に対する受講生の視野が広がりました。【タマサート大学等とのオンライン授業】海外の大学での修学、国際貢献・ボランティア活動への従事等、アクティブラーニングを通じて実施される国際学部の専門教育科目「グローバルAL演習I」を、2022年度は協定校のタイのタマサート大学とのオンライン授業として実施しました。また、「多文化公共圏実践演習」は協定校との交流授業から拡大し、学生たちに多様な海外体験を提供しました。【サラワク大学とのオンライン英語研修】国際学部の専門外国語科目「外国語臨地演習」は、毎年海外の大学等で語学研修を行ってきました。マレーシアのサラワク大学はその研修先の一つです。2022年度はこのサラワク大学が提供するオンラインと対面による研修を実施しました。英語運用能力の向上に加え、サラワク大生との交流や諸活動によりコミュニケーションを図る重要な機会となりました。【海外インターンシップ】海外の企業や団体でインターンシップに参加する国際インターンシッププログラムは、2022年度には対面とオンラインで開催しました。特集:COVID-19の時代をむかえて〇授業・留学

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