宇都宮大学 国際学部 2023
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20▼01国際学部概要武力紛争下の文民(戦闘員以外の民間人)の保護が、なぜ冷戦後の国連安全保障理事会において注目されるようになったのか。平和維持活動に文民保護の任務が取り入れられた経緯に着目しながら、その背後にある多様な主体の協働に焦点を当て、冷戦終焉後20年の間に積み上げられてきた議論を読み解く。英植民地官僚による歴史の簒奪と、オマーン亡命政府による自己表象。オマーン史の産出と伝達、そして隠蔽と忘却の痕跡を、多様なテクストから読み解く。本書は平安期日本語動詞述語文の主要な格である主語表示および対象語表示の形態についての記述的研究の成果であり、この時代の日本語における名詞句の格システムの一端を明らかにしたものである。さらに、名詞句の文法的諸側面について類型学的な観点もとりいれ分析を加えることによって、平安期日本語の主体表現と客体表現の特徴を明らかにし、古代日本語研究への提言をおこなう。定住化する外国人児童生徒は「下層」として固定化されていくのか、日本の将来を背負う「グローバル人材」に成長していくのか。本書は、「多文化共生と外国人労働者問題」、「外国人児童生徒教育問題の諸相」、「HANDSプロジェクトの実践」の3部から構成される。外国人児童生徒教育問題についての地域の実態調査結果報告および実践記録である。清水奈名子(単著) 260頁日本経済評論社/2011年2月松尾昌樹(単著) 206頁御茶ノ水書房/2013年2月高山道代(単著) 200頁ひつじ書房/2014年2月田巻松雄著、HANDSプロジェクト協力/208頁下野新聞社/2014年3月田巻松雄 スエヨシ・アナ(編) 229頁下野新聞社/2015年3月鎌田美千子(単著) 152頁ココ出版/2015年2月古村 学(単著) 296頁吉田書店/2015年3月髙橋若菜監修、田口卓臣、松井克浩 214頁本の泉社/2016年3月南米諸国のうち、日本といちばん最初に国交を樹立した国ペルー。日本に出自を持つ日系人が日本以外の国で初めて大統領に選出された国ペルー。1990年前後の出稼ぎブームの中で、ペルー人が来日し始めてから20数年が経った現在、約5万人のペルー人が日本に暮らしているが、ペルー人に関する先行研究は極めて限られている。本書は、ペルーにルーツがある人々のうち、外国人労働者として日本で暮らしてきた人々、日本で成長し大人になった若者、「帰国」した子どもに焦点を当て、丹念なインタビューとアンケートにより「越境するペルー人」のリアルな姿を描き出す。本書では、日本語でレポートや論文を書く留学生への教育方法を議論していく上で欠かせないパラフレーズ(言い換え)に関する5つの実証研究をもとに第二言語による困難点を解明した。語句レベルを中心とした従来の教育方法に対して、文章レベルでの包括的な視点が必要であることを論じた。ココ出版「日本語教育学の新潮流」シリーズの一冊。エコツーリズムは、自然保護、観光開発、住民参加などグローバルな「正しさ」を備えている。このグローバルな「正しさ」を、ローカルな場である離島、そこに生きる人びとの日常生活から、批判的に読み直す。地域づくり、観光開発といった皮相な見方を排して、離島社会の実像をえがく。十数万人もの避難者を生みだした福島原発事故。この未曽有の事態にいち早く対応し、次々に有効な支援を打ち出した地方自治体があった。かつて、中越・中越沖の震災を経験した新潟県である。行政・中間支援組織をあげて、原発避難者の声なき声に耳を傾けた新潟県の全面的なサポート体制は、「支援とは何か」、「危機に立ち向かう知恵とは何か」を私たちに問いかけてくる。「ビッグブッダハンド」、「底辺ガバナンス」、「エンパワーメント」―過去の災害対応経験から編み出された豊かな経験知の現場に迫る、『お母さんを支えつづけたい―原発避難と新潟の地域社会―』に続くシリーズ第2弾。第1巻冷戦後の国連安全保障体制と文民の保護多主体間主義による規範的秩序の模索第2巻オマーンの国史の誕生オマーン人と英植民地官僚によるオマーン史表象第3巻平安期日本語の主体表現と客体表現第4巻地域のグローバル化にどのように向き合うか― 外国人児童生徒教育問題を中心に ―第5巻越境するペルー人外国人労働者、日本で成長した若者、「帰国」した子どもたち第6巻第二言語によるパラフレーズと日本語教育第7巻離島エコツーリズムの社会学隠岐・西表・小笠原・南大東の日常生活から第8巻原発避難と創発的支援活かされた中越の災害対応経験宇都宮大学国際学叢書

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