▼3 パンデミックを受けて、2020年度以降、本学は授業や学生生活などあらゆる面で変化を経験しました。入学したばかりの1年生を含む全学年の学生がこの変化に対応し、大学生活を円滑に送ることができるように、国際学部も様々な対応を継続的に行っています。本学部が実施している授業、生活面、国際交流のサポートに関する一部をご紹介します。 2022年度の授業は、引き続き感染対策に留意しながら、オンライン授業から基本的に対面授業に戻りました。国内の他大学との連携授業や海外協定校との交流授業などでは、オンライン授業の長所を活かして、本学のキャンパスにいながら国内外の他大学と学修できる機会を提供しています。例えば、本学と東京外国語大学、弘前大学、長崎大学の4大学で「多文化共生教育コンソーシアム」のもとオンライン合同授業を実施しています。また、「LatinAmericanPoliticsandSociety」と「スペイン語文章表現」の2科目では、それぞれ3回ずつ海外の大学のゲストスピーカーによるオンライン授業が実施されました。さらに、オンライン上でオンデマンド教材を学修してから、対面授業に臨み、そこでは分からないことを確認したり討論を行ったりする反転授業も行われています。 生活面に関しては、全学年の学生に対してガイダンスを複数回実施し、大学生活に必要な情報を提供しています。また、各学年の指導教員により、単位習得状況を含む個別指導も行っています。特に1年生にとっては、大学生活を構築する重要な時期であることから、大学の仕組みを理解し、学生同士の繋がりを築けるようにサポートを行っています。具体的には、指導教員による面談、2年次以上の学生によるピアサポート、大学での勉強と研究活動に必要な知識と技術を学ぶ1年次前期必修科目の「新入生セミナー」を活用し、大学に入ったばかりで環境変化に戸惑う1年生を学修面と心理面の双方で支えています。 2022年度の国際交流は、感染状況の変化に伴い改善され、本学部の学生38人が、1学期間ないし2学期間、13か国16大学へ派遣されました。交換留学生は全員、本学指定の海外留学保険及び危機管理サービスに加入し、万が一新型コロナウイルス感染症等に感染した場合の支援に加え、留学先国での事件・事故発生時の安否確認や情報提供などのサービスも受けることができる体制を整えました。また、コロナ禍における国際交流の一環として、国内にいながら海外の英語研修を受けることができるように、協定校のマレーシアのサラワク大学と共同企画のオンライン英語研修を実施しました。そこでは、双方の大学の教員による指導体制により、サラワク大学の学生もチューターとして参加し、英語による専門分野の学修、交流活動、バーチャル市内観光などのプログラムが実施されました。 今後も学部として国内外の感染状況の調査・分析を踏まえながら、学生の大学生活を守り、充実した学びの場を提供できるように取り組みを続けていきます。問い合わせ先:宇都宮大学峰キャンパス事務部国際学部係 TEL:028-649-5164宇都宮大学国際学部ホームページでは、バーチャルオープンキャンパスのページにて、様々な情報や動画を掲載しております。バーチャルオープンキャンパスサイトhttps://www.kokusai.utsunomiya-u.ac.jp/topics/opencampus_2022.html宇都宮大学国際学部バーチャルオープンキャンパスサイト〇学生支援授業と学生支援における学部の取り組み
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