宇都宮大学 工学部 基盤工学科
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応用化学コースClose Up Research研究室HPその他1(9%)製造業3(27%)公務員2(19%)サービス業3(27%) 15研究紹介明日の医療を支える未来材料の開発身近な生活に役立つ研究がしたい未来材料脱炭素社会の実現を目指した触媒プロセスの開発ゲルは薬物送達カプセルや創傷被覆材、再生医療に必要な細胞足場に利用される水を含んだソフトマテリアルです。細菌感染症の予防、バイオフィルムの形成抑制、環境中の有害物質を分解する細菌の探索など、高分子化学、生物工学、遺伝子工学などを軸に、医薬、バイオテクノロジーの発展に寄与する材料や利用システムの研究・開発を進めています。このコースは化学だけでなく、生物、物理の分野まで関連した研究課題が多く、幅広い実践力を身につけることができます。私は講義を通して、多面的な視点で物事を捉え、自分なりに理解することを学び、それが現在の研究に活きていることを実感しています。今後は大学院に進学して、ゲルや界面分野の研究に取り組み、人々の生活をより良くできるような研究者になることを目指しています。幅広い分野で活躍したい人、なにより化学や実験が好きな人にぴったりのコースです。こんな未来が待っている 脱炭素社会のためのプロセス開発 超臨界流体と膜を用いた反応分離 機能性有機色素の開発と太陽電池 バイオマスの有効利用 バイオメディカル素材の開発 生体機能を模倣した高分子材料 微生物間相互作用の解明と制御 微生物の遺伝子工学及び生態学 ソフトマテリアル研究室/加藤紀弘教授、奈須野恵理助教研究テーマソフトマテリアルを用いた生体機能制御超分子・高分子を利用する生物模倣材料の開発機能性ゲル、ナノ粒子を利用するセンシングシステムの開発研究分野例サステナブル・プロセス/エネルギーヘルスケア/医療応用研究クローズアップ ナノ材料の合成と表面化学修飾 電子・光機能性材料の開発 自己組織化構造の制御と応用 特殊空間で起こる化学現象の解明2050年までに達成すべき脱炭素社会の実現に向けて、化石資源に依存しないエネルギーシステムの構築(再生可能エネルギー由来の水素をアンモニアへ転換して日本まで輸送)や、二酸化炭素を有効利用するプロセス(カーボンサイクル)の開発などを行っています。主な就職先日清製粉、資生堂、花王、三菱ケミカル、小松製作所、東京応化工業、マニー、グラクソ・スミスクライン、富山薬品工業、ゼリヤ新薬工業、山崎製パン、栄研化学、JR東日本、住友電装、デクセリアルズ、栃木カネカ、ナカニシ、県庁、市役所 触媒プロセス工学研究室/古澤毅教授研究室HP研究テーマ低温アンモニア分解用メンブレンリアクターの開発触媒と分離膜から構成される膜反応器を用いたCO2の有効利用プロセスの開発触媒などを内包したカプセル型リアクターを用いた各種化学プロセスの構築卒業後の進路進路状況(46名)2022年度卒業者の就職状況(卒業生:46名/就職希望者:11名/就職者11名)11(24%)35(76%)運輸・郵便業1(9%)就職情報通信業1(9%)進学産業別就職状況(11名)

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