宇都宮大学 工学部 基盤工学科
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Close Up Lecture 星野智史 准教授16資格・免許機械力学とは、機械の動き方の予測や評価を扱う学問です。本講義では、ロボット制御への応用を念頭に、機械力学の初歩について学びます。機械技術者にとって、意思疎通のための言葉とも表現される「図面」が描けて読めることは必要不可欠です。想像したモノを具現化するための表現方法として、本コースでは2年次の後期から製図に取り組みます。まずは座学を通じて製図の基礎知識を学びます。そして、代表的な機械要素であるボルト・ナット及びプーリーの製図を行います。続く3年次では、機械システム設計製図Ⅱ、Ⅲとして小型手巻きウィンチ、多段タービンポンプの設計計算、製図を行います。特色授業紹介機械力学機械の未来を新しい発想で創造する高等学校教諭一種免許状(工業)その他の授業材料力学/熱力学/流体工学/機械数理/自動制御工学/機械材料学/機械要素設計/機械加工学/精密加工学/計測工学/生体計測/バイオメカニクス/ロボット工学など実験紹介基盤工学科一人ひとりに寄り添ったものづくり教育産学連携の人材育成グローバルな活動支援機械システム工学は現代のあらゆる産業分野で必要となる「基幹工学」です。本コースでは、IoT社会を見据えて航空宇宙、自動車、ロボット、医療・福祉、マイクロ・ナノなどあらゆる機械システムについて関連する学問や技術を学修します。総合的かつ統合的に機械システムをデザインし得る基礎能力と創造的応用技術を身につけ、社会の発展に貢献するような技術者・研究者を目指すことができます。授業クローズアップ機械システム設計製図Ⅰ想像したモノを具現化するための表現方法“設計製図”について学びます機械用材料、材料力学、流体力学、熱力学の延長となるマイクロ・ナノに関わる事例を基に、マイクロ・ナノスケールで検討しなければならない事項について学びます。マイクロ・ナノ工学基礎ごく少人数の実習系科目によって、きめ細かなものづくり教育を実施しています。協力企業から提供いただいた現実の設計課題に取り組むことで、高度な実務能力を養成します。国際プロジェクトに参加する学生の活動を、積極的に支援しています(Formula-SAE など)。自動で動く機械には、センサーとモーターなどの機械がつながって動くことが必要です。メカトロにクスでは、メカとコンピュータ・電子回路をつなぐ幅広い知識を学びます。メカトロニクス切削などの工作実験、引張試験などの試験系の実習、自動制御・ロボット制御などの制御系の実験など、多様な実験実習で理解を深めます。一例Experiment機械システム工学コース

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