宇都宮大学 工学部 基盤工学科
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卒業生の声(現・地域創生科学研究科 物質環境化学プログラム) 2020年修了(現・地域創生科学研究科 情報電気電子システム工学プログラム) 2013年修了 21フィールドの枠を超えて、次のステージで活躍する卒業生グラクソ・スミスクライン株式会社生産本部 エンジニアリング部 包装機械課渡邊貴晴さん■ 工学部 電気電子工学科(現・情報電子オプティクスコース) 2011年卒業■ 工学研究科 電気電子システム工学専攻保土谷化学工業株式会社研究開発部 筑波研究所吉澤由香さん■ 工学部 応用化学科(現・応用化学コース) 2018年卒業■ 工学研究科 物質環境化学専攻キヤノン株式会社光技術統括開発センター木村公平さん■ 工学部 電気電子工学科(現・情報電子オプティクスコース) 2009年卒業■ 工学研究科 学際システム学専攻グラクソ・スミスクライン株式会社では、主に医薬品の研究や開発、製造を行っています。私は日光市の工場で、生産機械のメンテナンスを担当しています。大学では、スパッタ法と呼ばれる薄膜を形成する技術を用いて炭素の塊から材料を合成する研究に取り組み、論理的に考えて試行錯誤することを学びました。大学での経験を活かして、職場の機械故障などの問題を解決できることが嬉しいです。医薬品は人の命に関わる大切なものです。薬を待っている患者さんのため、高品質な製品の安定供給を目指してこれからも努力していきたいです。宇都宮大学工学部の卒業生は、専門分野に限らない幅広いフィールドで活躍しています。大学・大学院で培った知識や経験をもとに、次のステージで新たな目標を持って働く先輩たちについてご紹介します。大学時代は有機化学や無機化学、物理化学など、名前に「化学」とつく分野について幅広く学びました。研究室では生物有機化学を専攻。がん細胞に発現するアミノ酸トランスポーターという栄養を取り込む部分を利用して、薬になりそうな化合物を探す研究に取り組みました。現在は、有機EL材料の開発に関する業務を行っています。有機ELは電流を流すと自ら発光する有機化合物を利用した発光システムで、テレビやスマートフォンのディスプレイなどに使われています。今まで存在していなかったものを作り出す過程に携われることが、研究開発職の魅力だと思います。私は光学技術の製品・研究開発に従事し、主にレンズ交換式カメラの光学設計を行っています。製品の企画から発売まで携わるので、知的財産(特許)の知識や海外の関連部門とのコミュニケーション力など必要なスキルは多岐にわたります。大学では日夜研究に没頭し、エンジニアとしての基礎を身につけました。研究室で出会った先生や仲間とは今でも繋がりがあります。仕事では自分の設計した製品が世界中の人に届き、ダイレクトに評価をいただけることがやりがいです。数年先の製品開発に必要な技術を考え提案できることなど、やる気があれば自由に動けることが魅力です。(現・地域創生科学研究科 光工学プログラム) 2011年修了Cross Over to the Next Stage

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