l 8Top LeveResearch特色研究ロボティクス・工農技術研究所 REALRobotics, Engineering and Agriculture-technology Laboratoryに現場でロボットを動かし、そこで発生する問題を一つひとつ確認しながら、現場で柔軟に活躍できるロボットの製作に取り組むことが必要です。現代の農業が抱える課題を工農連携の新たな技術で解決し、人とロボットが共存する未来の農業の実現を目指します。超高齢化社会を迎える現代、その課題の一つが農業人口の減少です。こうした課題に対して、IoTを含むロボット技術など、工農の連携を欠かすことはできません。工学部棟から程近くに設置された、栽培ハウス「イノベーションファーム」では、ロボティクス・工農技術研究所(REAL)で試作される農業用ロボットが稼働しています。全国でも類のない工農連携の研究成果として、実際に農園で活躍するロボットも出てきています。現在の取り組みとして、収穫・受粉・運搬・農薬散布などに使用する農業用ロボットの研究開発を行っています。例えば、舗装されていない畑などの農場を走ることに特化して作られた運搬ロボットは、人に追従して動くことも可能です。ロボット開発で特に大切なのは、実証実験をもとに研究を進めることです。私たちが普段生活している環境においては、研究室では起こり得ない想定外の事態が発生します。そのため実際分野を超えた研究で人とロボットの新たな農業を実現するキミへのエール通称「REAL」には、研究者の夢を「現実」にするという意味も掛けられ、研究所には、1階に溶接ロボットや3Dプリンターなどを備えた工房(FabLab)や、人工知能サーバーなどの最先端設備、2階に教員や学生、企業や自治体職員が集まり自由に議論できるオープンスペース(テラコヤ)などがあります。これからの工学は基盤工学から応用まで幅広い勉強とその実践が求められます。その実践の場がREALです。AIやロボットが注目されていますが、人が何気なくやっている様々な行動が極めて知的であることに気付かされます。ロボットの農業実践、面白いです。機械システム工学コース 尾崎 功一 教授工農連携工学×農学、技術革新で「夢」を「現実 REAL」に。
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