宇都宮大学の学士課程教育 2024
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カリキュラムの方針 概要 ◎リベラルアーツ科目 現代社会に生きる私たちにとって必要となる多様な考え方に触れることで,幅広い知識と科学リテラシーを身につける。 達成目標 ・人文科学,社会科学,自然科学に関する幅広い知識を身につけ,その過程において宇大スタンダードに明記されている汎用的能力を身につけることを目標とする。 ・大学に入学する以前,学んだ経験のない外国語(初習外国語)の学修を通じ,「読む」,「書く」,「話す」,「聴く」ことについての基礎的能力を養うとともに,英語学修のみでは気付きにくい,諸外国や異文化の多様性への興味・理解を深め,地域的な視野を踏まえた幅広く深い教養と豊かな人間性を身につけることを目標とする。また,語学学修を通じた自律的な大学での学びの基礎づくりを行い,現代社会に必要なリテラシーを身につけることを目標とする。 ・変化する社会の中で未来を切り拓く知力と行動力を持ち,社会的・職業的に自立して新しい時代に自分らしく活躍することを目指して,そのために必要な基盤となる知識と態度,能力を身につけることを目標とする。また,職業や働き方への理解と自己理解を深めるために必要な知識,技能の修得や様々な能力や態度を身につけ,自らのキャリアデザインを描くことができるようになることを目標とする。 リベラルアーツ科目では,「人間と文化(人文科学系)」,「社会と人間(社会科学系)」,「自然と環境(自然科学系)」,「初修外国語系」,「基盤キャリア教育系」の5つの科目区分を設け,以下の方針でカリキュラムを編成する。 〔人間と文化〕 教養の根本となる人文科学に関する基本的な知識と考え方を身につけるために,「思想と論理の世界」,「人間発達の世界」,「文学の世界」,「歴史の世界」,「芸術の世界」,「異文化理解の世界」,「言語表現の世界」などの科目を開設する。 〔社会と人間〕 多様な現実社会の理解を可能にするために,「親密圏と公共圏の世界」,「グローバル化の世界」,「経済生活の世界」,「地域生活の世界」などの科目を開設する。 〔自然と環境〕 自然科学に関する基本的な知識や技能を修得し,また,現代の科学技術および最先端の研究に関する知識に触れ方法論を学ぶために,「自然科学の世界」,「科学技術の世界」,「人間生活と生物の世界」,「人間社会と情報の世界」,「人間生活と健康の世界」,「人間社会と科学の世界」などの科目を開設する。 〔初修外国語系〕 それぞれの言語を学修したことのない初修者を対象に「読む」,「書く」,「話す」,「聴く」といった力を養うために,1年次対象科目として,各言語の「初修外国語基礎」を開設する。 〔基盤キャリア教育系〕 社会とのつながりのなかで「自分がどのようなキャリアデザインを描くのか,どのような大学生活を送ったらよいか,どのような職業選択をするか」を意識しながら学び,今後の学生生活を実り多きものにために,「基盤キャリア教育」,「基盤キャリア実習」を開設する。 10

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