農業経済学 教育プログラム・シラバス プログラムの概要 本プログラムは,農学部で唯一の文系学科として,国内外の食料・農業・農村について,社会科学の視点から教育・研究・地域貢献を行っています。食料・農業・農村にかかわる生産,加工,流通,消費,貿易を対象に,行政や農業関連団体,金融や食料関連産業の分析を含めて総合的に学修します。21世紀の世界が直面する諸問題の解決に寄与できるよう,広い視野から実社会に貢献できる行動的知性を備えた人材を養成する目的でカリキュラムを編成しており,「自らの意思で学び,自ら思考する」能力の開発を目指しています。 修了認定の基準(ディプロマ・ポリシー) 以下の学修・教育目標に掲げた知識,技能を身につけ,かつ所定の単位を修めた者に対して学位を授与します。 (知識・理解) (a)経済・社会問題を理解するために必要な社会科学の基礎的な知識を理解している。(b)食料・農業・農村問題を理解するために必要な農学基礎知識を理解するとともに,農業経営・経済学の視点か履修条件(アドミッション・ポリシー) 求める学生像 ①高等学校で修得すべき幅広い教科・科目の基礎的な知識を備えている。②農業経済学の基礎となる社会系科目についての基礎的な知識を備えている。③様々なデータを読み取り、論理的に思考し、判断する力を備えている。④農業経済学における諸課題の解決策を他者と共有するための表現力を備えている。⑤常に問題意識を持ち、解決に向けて主体的に考え、行動を起こす態度を備えている。⑥現実の社会の中から学ぶ意欲と、コミュニケーション能力をもっている学修・教育目標を達成するためのカリキュラム方針(カリキュラム・ポリシー) 【教育課程編成の方針】 ■農学部ら問題を説明することができる。(c)食料・農業・農村を取り巻く社会経済問題を理解するために必要な農政学・地域社会学,農業史等の関連専門科目の知識を有し,社会科学の立場から問題の有機的な関連を説明することができる。(d)食料・農業・農村の現場から問題を発見し,解決していくために必要な調査手法,情報処理のための基礎的知識を有し,課題発見と解決のための仮説設定ができる。(技能) (e)地域社会および企業・経営の現場から問題を発見し,調査によってそれを明確化する課題発見能力(f)国内外の経済社会および食料・農業・農村に関するデータ・情報を収集・分析し,その位置づけを行う論理的思考力・判断力と仮説検証能力(g)課題を整理して発表し,コミュニケーションを図りながら解決策を提示できる企画立案能力と表現力、主体性を持って多様な人々と協同して学ぶ態度本プログラムは,食料・農業・農村にかかわる生産,加工,流通,消費,貿易を対象に,行政や農業関連団体,金融や食料関連産業の分析を含めて総合的に学修することで,21世紀の世界が直面する諸問題の解決に寄与できるよう,広い視野から実社会に貢献できる行動的知性を備えるためのカリキュラムを編成します。 【教育内容の学修方法】 講義系科目として①社会科学の基礎理論,②専門基礎科目,③専門関連科目,④他学科・他学部の関連基礎科目を段階的・総合的に編成しています。また,講義系科目に加えて,本学科では特に,トレーニング系科目として⑤計量分析や財務経営分析の知識,社会調査法としての実態調査手法の修得,⑥少人数ゼミナール形式の演習を重視するとともに,実習系学修として⑦農業や関連業界の実態を知るための実習や現地調査を配置しており,少人数ゼミナール教育の重視,フィールド体験型調査実習の重視,情報収集・分析トレーニングの重視により,現場重視の教育体系を取っている点にその特徴があります。こうして身につけた能力を4年次の卒業論文で集大成させており,「自らの意思で学び,自ら思考する」能力の開発を目指し,幅広く深い教養を持った,実社会に貢献できる人材を養成する目的でカリキュラムを編成しています。 【学修成果の評価方法】 学修成果の評価は、授業科目ごとに定める達成目標に応じ、科目の態様に従って、試験、レポート、発表などにより評価します。 取得学位の名称 ◆学士(農学) 39
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