宇都宮大学広報誌 UUnow 第60号
3/8

構内伐採樹木を使ったベンチ3芝生を張った峰ヶ丘講堂周辺ゆうだい21サミット2024記念撮影の様子食味コンクール学内審査の様子今回整備された通路 本学開発米「ゆうだい21」が、12月に開催された国内最大級の品評会「第26回 米・食味分析鑑定コンクール:国際大会」において、最高賞である国際総合部門金賞に18点中12点が選出されました。品種別の受賞数で他を大きく上回る圧倒的な成果です。さらに、11月には「第4回 いばらき米の極み頂上コンテスト」で、1 位から3 位を4 大会連続で独占しました。これらの結果は、ゆうだい21が優れた品質を備え、酷暑下でも安定して栽培できる適応力を持つことを明確に示しています。 2月1日には、本学にて「ゆうだい21サミット2024」を開催し、生産者や流通関係者など200名以上が来場しました。 目玉イベントである「食味コンクール」には、全国から215件の応募がありました。機械審査を経て選ばれた5点を、パネラー10名(持ち点各5)と学生・教職員50名(持ち点各1)が試食し、計100点満点で評価しました。試食した参加者からは「どれも美味しく、選ぶのが難しい」との声が多く寄せられました。審査の結果、群馬県吾妻郡嬬恋村の下谷さんが出品したゆうだい21が最優秀賞に輝き、池田学長から表彰状と記念品が授与されました。 サミットでは「ゆうだい21の特性に関する研究」についての講演も行われ、ゆうだい21の魅力が参加者に広く伝わる機会となりました。 11月、峰キャンパス北西部に位置する「ヒストリカルゾーン」の環境整備を行いました。この一帯には、峰ヶ丘講堂(登録有形文化財)や石蔵、庭園(フランス式庭園・イギリス式庭園・日本式庭園)、UU プラザなどが点在し、本学の歴史と自然が調和した美しい景観を形成しています。 今回は、イチョウの木を中心に芝を張り、周囲の通路も整備しました。さらに、学内で伐採された樹木を再利用したベンチも設置し、自然に包まれながらひとときを楽しめる憩いの空間となりました。100年にわたり受け継がれてきたこの景観と精神を次世代へつなぐため、今後もヒストリカルゾーンの魅力向上に努めていきます。ゆうだい21が2年連続で歴 史的快 挙!食味コンクールで圧倒的な成果ヒストリカルゾーンを整備Utsunomiya University NewsUtsunomiya University News

元のページ  ../index.html#3

このブックを見る