宇都宮大学 入学案内 2025
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TENTIONTA18※写真はイメージです。データサイエンス経営学部では、3年次後期に、講義で学んだデータサイエンスおよび経営学の知識を活用しながら、地域の協力企業等とともに実際のデータを解析するPBL(Project Based Learning)形式の演習を行います。演習では、企業等が実際に抱えている課題についてデータをもとに改善していくプロセスを肌で感じながら、社会実装力を身に付けていきます。「データサイエンス学系」および「経営学系」の混成で7人程度のグループを編成し、分野の異なる複数の教員から指導を受けつつ、演習に取り組みます。学系混成グループで互いの専門性を持ち寄りながら取り組むことで、協働するマインドも育んでいきます。地域デザイン科学部では、1年次から地域に出て学ぶ授業科目がそれぞれに用意されています。3年次では、コミュニテイデザイン学科、建築都市デザイン学科、社会基盤デザイン学科の3学科が混成で5、6人のグループとなり、県内諸地域の課題に主体性をもって参加するフィールドワーク型の必修授業「地域プロジェクト演習」に取組みます。課題解決型の授業は、教育の場で多く取り入れられていますが、宇都宮大学のこの取組みには2つの大きな特徴があります。実際に地域の課題に直面し、既に取組んでいらっしゃる自治体職員や団体の方たちと一緒に課題の解決に向けて取組めること。同じ学科の仲間だけではなく、異なる専門性をもつ仲間と共に取組めること。このように、さまざまな立場からの視点を得て、調査設計、課題発見、解決策提案…と次第に形にしていく過程は、1つの学科だけでは得られない多くの深い学びに満ちています。社会実装実践演習地域とともに持続可能な脱炭素・循環型社会を探究する「UU3Sプロジェクト」災害・少子高齢化など多様な問題を、多目的かつ同時的に対処する方策として注目されているのが「ローカルSDGs/地域循環共生圏」という考え方です。栃木県は都市部と農村部が混在する「ローカルSDGs」の推進に好ましい地理的条件で、地域循環共生活動も多くの団体によって行われていますが、資金的制約や高齢化などの問題に直面しています。一方、SDGsや地域の課題解決に向けて行動したいと考える市民や学生も多数います。このような背景から UU3Sプロジェクトでは、学生が地域NPOの里山保全や小中学生向け再エネ教育講座などに参加して多様な実践経験をつんだり、オンラインSDGs上映会などを通してをわかりやすく社会に伝え対話の機会を育んでいます。地域プロジェクト演習栃木県のほぼ中央部に位置するので、都市部はもちろん、県内の中山間地域にも学びのフィールドが広がります。「地域とともに学生の未来を育て、学生とともに地域の未来を育てる」というスローガンのもと、本学があるのは、人口50万を超える北関東最大の都市「宇都宮」。地域で深める学びの事例を紹介します。データサイエンス経営学部地域デザイン科学部ここに注目国際学部地域で学ぶ、地域

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