宇都宮大学の学士課程教育 2025
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19 とることができる。 (2) 地域デザインを専門とする職業人・技術者としての倫理観を持って思考・行動することができる。 (3) 人間および社会の要求条件を理解し,建築・地域・環境・制度を構想することができる。 (4) 自然現象のメカニズムを理解して建築技術の開発・応用に活かすとともに,資源活用と建設プロセスを構想し,建築・まちづくりとして実現することができる。 (5) 歴史を尊重し,芸術・文化を育む豊かな感性のもとに,目標を立てて建築・地域のデザインを創造することができる。 1.求める学生像 (1) 高等学校の教育課程による広範な基礎的知識を有する人 (2) 地域の成り立ちを理解し,より良いコミュニティの創生を追求するために必要な技術を身に付ける意欲と適性を有する人 (3) 学際的学修へ向けた論理的思考力と表現力を有する人 (4) 地域の資源・社会システムの視点から,実践的にまちづくりを学ぶための判断力を身につける意欲と適性を有する人 (5) 地域課題の解決に取り組むための主体性とコミュニケーション力を身に付ける意欲と適性を有する人 (6) 地域や社会との関わりの中で多様な人々と協働して学ぶ態度を有する人 (1) 幅広い教養と行動的知性を身につけさせるために,初期導入科目,基盤教養科目,リテラシー科目,リベラルアーツ科目,高度教養科目を開設します。 (2) 地域デザインの基礎・手法と実践力を修得するために,以下の共通専門科目を開設します。 ・地域デザインの基礎と手法を学ぶ地域デザイン基礎科目群 ・地域デザインの実践を学ぶ地域デザイン実践科目群 ・グローバルな側面を学ぶ科目群 (3) 建築技術者としての専門性を修得するために,以下の専門科目を開設します。これらの科目群は,一級建築士の国家資格を受験することができるように構成されています。 ・建築技術者としての基礎を学ぶ基礎系科目群 ・建築構造に関わる科目群 ・建築計画と建築安全に関わる科目群 ・建築意匠と建築史に関わる科目群 ・建築環境と建築設備に関わる科目群 ・建築材料・構法と建築再生に関わる科目群 ・建築技術の実務を知る実習系科目群 ・建築の周辺分野等を学ぶ関連分野科目群 プログラムの概要 建築都市デザイン学科は,実践的な建築技術を基礎として居住空間をデザインできる人材を育成します。 現在,日本の各地域において,急速に進む少子高齢化,地域社会の衰退とそれに伴うコミュニティ機能の低下,自然環境の大きな変化と自然災害の大規模化などを背景に,①少子高齢化社会(人口減少社会)への対応,②環境・エネルギー問題への対応,③防災・減災に基づく安全・安心社会形成への対応の3点が大きな社会的課題となっています。そこで,本学科では,従来の建築レベル,物的環境からの発想に加えて,地域レベル,社会を構成する多主体(住民,行政,企業など)とその関係などの社会環境にも着目し,広く都市・地域の視点から,物的環境と社会環境の対応関係を分析し,地域の実情に即してそれらを統合的にとらえ諸課題を解決する発想力と手法提案力を身につけた人材を育成します。 修了認定の基準(ディプロマ・ポリシー) 宇都宮大学の学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)のもと,地域デザイン科学部建築都市デザイン学科では,「宇大スタンダード」に定める汎用的能力と,以下のような専門分野に関する知識・技能を獲得した学生に「学士(工学)」の学位を授与します。 (1) 人間と社会,多様な地域・文化と関わるために必要な基礎的素養を備え,多様な主体とコミュニケーションを履修条件(アドミッション・ポリシー) 学修・教育目標を達成するためのカリキュラム方針(カリキュラム・ポリシー) 【教育課程編成の方針】 取得学位の名称 建築都市デザイン学 教育プログラム・シラバス ◆学士(工学)  地域デザイン科学部

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