国際法、国際人権・刑事法、平和構築論情報科学感情心理学比較文学比較文化教育社会学多文化共生教育日本文学韓国文学外国語教育社会心理学1□□01 国際学部概要jqi@cc.utsunomiya-u.ac.jpniy@cc.utsunomiya-u.ac.jpjeong@cc.utsunomiya-u.ac.jpfujiih@cc.utsunomiya-u.ac.jptachibana@cc.utsunomiya-u.ac.jpnakamura@cc.utsunomiya-u.ac.jpポスト構造主義・ポスト植民地主義の視点から学校教育・言語教育に関する研究・分析を⾏っています。現在関心を持って取り組んでいるのは日米中における大学入試制度と学力観・人間形成観の相違に関する研究です。具体的には、社会や教育がどうのようにして人間を形成し、一旦形成された価値基準が社会や教育にどのように影響を及ぼすかについて論理と実証の両面から検証を試みています。これに加えて、グローバリゼーションと多文化教育の在り方に関する研究も⾏っています。従来、多文化論は、異なる文化背景を持っている人間同士が「交流・理解できること」を前提に展開されましたが、紛争の絶えない世界の現実を見る限り、他者を理解したつもりのミスコミュニケーションは他者を理解する障害にさえなるとも言えます。そこで、この「理解可能な他者」を前提とするよりも、理解できない「文化的な溝」を分析することにより多文化教育の在り方を探求しています。なお、授業では、学生の理論的思考力と創造性を引き出すことに重点を置き、異なる文化をもつ人々とコミュニケーションをとる際に必要な能力と態度を養うことを目指しています。担当授業科目移民と多文化教育 移民と多文化教育演習グローバル化と外国人児童生徒教育(他6名)Japanese Communication Arts(基盤教育科目) 今日の情報化社会において、インターネットは人々の生活の基盤やコミュニケーションの基盤となりつつあり、広く利用されています。Webページのリンク情報を集めた巨大なデータベースに、世界の何十億もの人々がアクセスし、日常的に情報検索・情報発信・情報収集を⾏なっています。また、スマートフォンを肌身離さずSNSを利用している人が大勢います。コロナ禍でも、インターネットと情報機器が有効に活用され、遠隔教育やテレワーク(リモートワーク)が可能になったのです。 国際社会の相互理解の新しい手段として情報ネットワークシステムを捉え、その利用の可能性と課題を情報科学等の学際的視点から探求しながら、情報化社会に貢献することを目標に、教育研究を⾏っています。担当授業科目情報と倫理情報ネットワーク概論情報ネットワーク実習比較教育学が専門で、主にドイツの異文化間教育について研究しています。文化、言語の異なる子どもが在籍しているとき、学校にはどのような対応が求められるのでしょうか。また、多文化化、多言語化する社会のなかで、学校教育はどのように変化するべきでしょうか。そうした問いに答えるためには、歴史や国際比較に学ぶ必要があります。授業では、多文化社会における教育を考える上で重要な理論と実践について、国内外のさまざまな文献や事例を参照し、これからの多文化社会について議論していきます。担当授業科目多文化共生教育 多文化共生教育演習外国語特別演習(ドイツ語)感情とコミュニケーションの心理学について研究しています。特に表情に表れる感情とその判断に興味があります。表情を通した感情のコミュニケーションは、人間のあらゆるコミュニケーションの基礎になるものです。いくつかの感情を表す表情は、生まれながらといってもよいほど発達のごく初期から人間に備わっています。新生児は泣いたり、笑ったりすることで周囲の人間に情報を伝え、適切な働きかけを促します。また、子供は発達のプロセスを通じて、自分の表情、感情表現を適切にコントロールするための規則を学んでいます。このような規則には文化などの集団による違いもあり、その違いを知らないために様々な誤解が生まれる可能性もあります。最近は、感情と排斥⾏動の問題についての研究も進めています。担当授業科目異文化間コミュニケーション対人コミュニケーション論対人コミュニケーション論実験ヨーロッパ文学の影響を強く受けた日本の近代文学が、韓国や中国、台湾といった東アジア地域の近代文学に及ぼした影響関係について研究しています。対象となる作家及び作品は、明治期日本の文学的現実にあって、社会を嚮道してきたワーズワースやモーパッサン、ツルゲーネフなどのヨーロッパ文学と、その影響を強く受けた日本文学、そして日本文学に影響された韓国文学です。つまり、日欧韓の三者間を巡る近代文学の成立過程を研究しています。このような比較文学研究は、西洋文学の一方的な受信者と知られる日本近代文学が、実は韓国や中国、台湾といった東アジア地域の近代文学に大きな影響を及ぼしていたというもう一つの顔を浮き彫りにすることができます。日中韓、日欧韓といった比較の視点から東アジアの近代化の過程を考えるのが目下の関心です。担当授業科目ジェンダー論(他8人)韓国文化論 韓国文化論演習比較文学 韓国文学(基盤教育科目)紛争後の国家再建における司法の役割を中心に、アフリカ地域での事例研究に取り組んでいます。初めてアフリカを訪問したのはボランティアとして、その後も仕事や調査のため数か国に滞在しました。そして、その度に「私」とは異なる様々な違いに気付かされます。しかし、これは「アフリカ」と「私」に限ったことではありません。この世界中に、また日本国内にも、違いを持つたくさんの人々が生活しています。この違いは、私達の生活を豊かにしてくれますが、時に深刻な事態をもたらすこともあります。私たちは「違い」がもたらす不正義に対し、如何に向き合うべきでしょうか。アンリー・デュナンやキング牧師は、不正義を克服し、より良い社会を目指して活動しました。私は、彼らの活動を支えたのは、人々からの支持だけではなく、彼らの「意志」だと思います。そして、私が専門とする分野の学びは、理想とする社会を議論することで自らの「意志」を育む機会でもあると考えます。南アフリカのネルソン・マンデラは、政治犯として27年間投獄されながらも、後に大統領となりアパルトヘイトを廃止します。そんな彼が、次のような言葉を残しています。「One of the most difficult things isnot to change society – but to change yourself.」より良い社会に向かうための鍵は、私達自身が握っているのです。担当授業科目国際法演習、International Protection of Human RightsInternational Humanitarian Law in Theory and Practice立花 有希 たちばな ゆき中村 真 なかむら まこと戚 傑 チー ジエ倪 永茂 にい よんも丁 貴連 チョン キリョン藤井 広重 ふじい ひろしげ
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