宇都宮大学 国際学部 2025
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□1□国際協力コミュニティ防災01 国際学部概要多文化共生をどう捉えるか世界を見るための38講国際学への扉を開くiizuka@cc.utsunomiya-u.ac.jp防災は災害が多発する日本だけでなく、世界的に大きな課題です。私はこれまで日本、ベトナム、スリランカ、イラン、アフガニスタン等と言った国内外の被災地で、大学の研究員、防災専門国際NGOの職員、国連職員という様々な立場から災害復興支援に従事してきました。その過程で、コミュニティを核とした防災(災害発生前の備え、災害発生後の緊急、復旧、復興期の対策)の必要性を強く感じ、現在の研究に至っています。コミュニティ防災は、社会学、地域研究学、心理学、工学、政治学、国際協力学、文化人類学等の幅広い専門領域を網羅する学際的なテーマです。国内外の被災地の多様なリアリティーを捉え、多面的に理解し、包括的な提案ができるよう、一緒に学んでいきたいと思っています。また大学(米国)と大学院(オランダ)で留学を経験し、インドでNGOインターン、ベトナムとスリランカでは防災国際協力に関連する仕事で駐在したことがあります。授業や専門分野に関わらず、留学や国際交流に興味のある方はぜひご相談下さいね。担当授業科目グローバル入門(基盤) Risk Management国際インターンシップ Disaster Studies演習飯塚 明子 いいづか あきこ宇都宮大学国際学部 編下野新聞社/ 2014年11月 2014年10月で20周年を迎えた宇都宮大学国際学部。国立大学唯一の国際学部が、「地域からのグローバル化」と「地域のグローバル化」に対応するために掲げてきた理念とは何か? その理念を支える二つの柱(「国際」と「学際」)は、どのような意味を持つのか?−国際関係(一章)、アジア(二章)、文化(三章)、多言語(四章)、足元の地域(五章)、遠方の地域(六章)、学問の方法(七章)。本書では、この7つの切り口から、「栃木というローカルな地域において、グローバルかつ普遍的な視点に立つ」宇都宮大学国際学部ならではの視野の深みと広がりが示されます。宇都宮大学国際学部 編 213頁下野新聞社/ 2024年9月 複雑化する世界の課題に向き合う力を養うことを目指す国際学とは何かについて、国際学部創設30周年を迎える今、改めて問い直す。宇都宮大学国際学部 編下野新聞社/ 2018年10月 宇都宮大学国際学部は、学科統合(国際学科1学科)を機に、教育目標を「多文化共生に関する体系的な学び」に置いた。本書は、新しい国際学部を発信するために、すべての教員が専門分野に引き付けて多文化共生を語ったエッセー集である。ディシプリン(学問分野)横断型で「多文化共生を学際的・国際的に考える」本書は、日本から旅出ち日本に戻ってくる構成となっている。どのようなグローバルな問題であれ、まずは、今自分が立っているこの地点から現実を見て、考えていかなければならないからである。「外」もみて「内」もみる複眼的な視野が必要だ。多文化共生をめぐるグローバルな旅へ!!国際学部新書留学生・国際交流センター Center for International Exchange

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