山梨県立大学広報誌 Souffle Vol.13
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▍ところで、若林さんには職員さんとは別の一面があるとか市民ランナーとしての一面です。去年(2022年)山梨県一周駅伝競走大会に初めて出場しました。第91回箱根駅伝に感銘を受けたことがきっかけで、2015年からダイエットを目的にランニングを始めました。2016年に本学に就職し、そこから本格的に県内外のマラソン大会、駅伝大会に参戦するようになりました。2022年8月に開催された吉田の火祭りロードレースでは、部門別で8位になりました。自己ベストは5000m16分59秒、10000m38分13秒、ハーフ1時間26分53秒です。▍どのくらい走っているのですか?月に400キロは走ります。6日間毎日16〜20キロ走り、1日休むというペースです。大会が迫ると強度をあげていきます。シューズにもこだわるようになりました。2ヶ月程度でシューズを履きつぶしてしまうので、ボーナスはシューズに投資しています。▍山梨県一周駅伝競走大会に初出場した経験が大きかったと伺いました。西八代・南巨摩代表として出場して19区を走りました。私は大会2日目に走ったのですが、過去最高順位の更新がかかっていたのでものすごい重圧でした。タスキをもらった瞬間、走っている時は何とも言えない感動があって、この時間が終わらないでほしいと願いました。沿道からの声援はとても温かかったです。付き添いの方や関係者の方から「地元の代表として走っている人を応援することで元気をもらえるし、沿道から声掛けをできることを楽しみにしている人もいる。世代を超えた交流のきっかけになっている」と伺いました。走ることで地域の方に活力や希望を与え、地域貢献の役割があることに気が付いたのも貴重な経験になりました。多くの応援や支えもあり、過去最高順位の更新(6位入賞)に微力ながら役割を果たすことができました。▍ランナーとしての今後の夢や目標この景色を見れたこと、今回の出場を通じて気が付いた学び、そのどれもが素晴らしくて、これまでの人生で最も感動しました。2年連続の出場を目指して走り続けていきたいと思います。5000m自己ベスト更新で16分30秒台の突入、吉田の火祭りロードレースでは6位以内入賞、フルマラソン2時間50分切りの達成を視野に頑張ります。そして、走ることで大学を盛り上げることができればと思っています。▍話をお仕事に戻しまして、最後に高校生へのメッセージをお願いします。仕事も走ることも「できることを積み重ねる」という気持ちで取り組んできました。その結果、今までに見られなかった景色をたくさん見ることができました。山梨県立大学には「できることを積み重ねる」ことにより、輝く未来を切り開く環境が整っています。日々の講義はもちろんのこと、ゼミでの研究、実習、フィールドワーク、国際交流、サークル活動など、キャンパスライフを通して、様々な成功体験を積み重ねることができます。皆さんもこの充実した環境の中で将来の可能性に挑戦してみませんか。24

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